2014年05月10日(土曜日)
5.10.松井税理士は飛行機がすごく苦手らしい
羽田から釧路に飛ぶ飛行機の中。
一緒に乗っているのは全部で11名。
その中に税理士の松井さんがいます。
彼とはもう25年来の付き合いで、
アイ・タック技研㈱が出来る前の、㈱タニの時代から、
税務の仕事を一手に引き受けてもらってきた古い付き合いです。
釧路には、私が計画していることが果たして税務的に大丈夫なのかどうか、
話に立ち会うために来てもらっています。
というよりも、詳しく説明はしていないのですが、
どうしても来て欲しいという私の気持ちを察してきてくれているようです。
というのも、彼は飛行機が大の苦手で、
新婚旅行の時に国内線の飛行機に乗ったのを最後に、
25年間、一度も飛行機に乗ったことがないのだそうです。
だから、海外旅行に行きたいとも思わないし、
北海道に行くのも初めてだそうです。
しかし彼のいわくは、
「あまり飛行機を嫌っていると、
北朝鮮のあの人みたいに思われてもイヤだから。」だそうです。
あの人とは、金正日前総書記のことらしく、
金正日は飛行機が大嫌いで、
どこへ行くにも必ず鉄道で行ったそうです。
だから、そんなに遠くまでは行けず、
外国といえば中国までだったようです。
その金正日と同じに思われたくないからと言われても、
金正日が飛行機嫌いであった事を憶えている人など、もうほとんどいません。
そんなことは、口実で、
私のたっての願いを、無言のうちに聞いてくれたのだと思います。
「断る理由が無いから。」とも言います。
飛行機嫌いは立派に断る理由になると思いますが、
ありがたいと思います。
私の席からは松井さんの席は見えませんが、
きっと、体中をこわばらせて、我慢してくれているのでしょう。
私か仕事で飛行機に乗り始めたころ、
たぶん20年以上前、私は飛行機が極端に怖くて、
大嫌いでした。
もうあの頃の気持ちは思い出せませんが、
とにかく怖かったことは間違いありません。
それを思うとほんとに同情します。
釧路空港に着陸してホッとしている松井税理士。