2014年04月10日(木曜日)
4.10.「引退」は若い娘と駆け落ちで・・・と、よく言ったものです。
最近ではすっかり言わなくなりましたが、
ちょっと前まで、
酒を飲んだりすると、
「俺の”引退”は、
どこかの若い娘と駆け落して、俺がいなくなることだ。
そうすると、
銀行さんや取引先の人たちが、
残された会社の若い者たちに同情して、
みんなで若い者たちをカバーしてくれ、自然に承継が上手く行くはずだ。
私は、若い娘と一緒に逃避行をするのだけど、
クレジットカードを会社の誰かに止められ、
手持ちのお金を使い果たすと、
金の切れ目が、縁の切れ目で
駆け落ちした若い娘に、捨てられて、食べることも出来ず、
なぜか真冬の網走の安宿で、
重いだけの冷たい綿布団に凍えて、静かに死ぬんだ。」
もちろん冗談です。
本気でそう思っていたわけではない。
ある程度、歳を経たら、
会社と仕事に未練を断って、
きれいさっぱりと有能な若者に会社の経営を渡すことが、
自分の価値観に合っていると思っていたのです。
だからといって駆け落ちをしなくてもいいのですが、
面白おかしく言っただけです。
でも、
私は、若い子たちと酒を飲んで、
酔っぱらって、こんな話をするのが好きでした。
たいてい、みんなで大笑いして、
バカ騒ぎのいいネタであった。若い子達にも受けました。
経営者は引き際が難しい。
経営者としてのリーダーシップも判断力もなくなっているのに
だらだらといつまでも権力にしがみついているのは、
みっともないだけでなく、経営的に損失の元でしかなくなります。
経営者の引き際とは、
どっかの若い娘にたぶらかされて駆け落ちした。
そんな程度の軽さが良いと思って、
私は、そんなバカ話をしてきたのだろうと思います。
それでいいと思います。
でも、酒をみんなで飲んでいる時、
「誰か、俺と駆け落ちしてくれよ。」と言ったら、
「いいよ。いいよ。駆け落ちしよう。」と言ってくれた若い娘が二人いました。
レンちゃんと、サメちゃんです。
そんなサメちゃんと、
先日、北海道に行く機会がありました。
札幌駅に近い安酒屋で、いっぱい飲みました。
とうとう駆け落ちか?
いいえ、こいつらもいました。
残念ながら。
今日は、KeePer技術コンテストの全日本チャンピオン決定戦の日です。
一階のトレセンでは、その最終の準備が進んでいます。
私がその現場にいると、
何かと怒鳴ってしまいそうで、いない方がいいと思いました。
だから、事務所の自分の部屋で、
こんな、しょうもないことを書いています。
スーパーGTの岡山戦での優勝を祝って、
同じレースに同じ車「RC-F」で闘う「ZENT」さんから花輪をいただきました。
うれしいものですね。