2020年01月17日(金曜日)
1.17.キーパー選手権12月優勝はENEOSフロンティア与野新都心
2019年12月のKeePer選手権は最後の最後に大波乱が起きた。
KeePer選手権を只今三連覇中のENEOSウィング・湾岸浦安TSを逆転して
ENEOSフロンティア・セルフ与野新都心店が優勝したのです。
その波乱の主、矢部光輝マネージャーは30歳。十代の頃からこの店にアルバイトで務めてきたという生粋の与野新都心店人。
メンバーは他に社員さんが5名と、
なんとアルバイトさん19名(12月は計2,000時間)で構成された
セルフSSと手洗い洗車の専門店。
手洗い洗車が2レーン4台分と、
コーティングのレーンが2列の4台分。
いつも洗車やコーティングの車で詰まっている。自動洗車機はあえて無い。
この店では、2018年12月まで20%offの洗車チケットを、
毎年7月に四~五
百万円分と12月に五~六百万円分を集中的に販売してきたが、法的な改正もあって、洗車チケットの販売を1年前の2019年1月以降中止した。
だから、今回の12月はそのチケットの残りの使用もあったので、
洗車コーティングの売上的には8百万円強と若干少ないが、
その内容はチケットを販売していた時よりはるかに濃くなった。
ピュアキーパー 88台。 440,000P
クリスタルキーパー 94台。1,598,000P
ダイヤモンドキーパー61台 3,050,000P
(以後DKと省略)
W・DK 43台。3,01,000P
W・DK・プレミアム24台 2,880,000P
DK・Aメンテナンス 79台 553,000P
DK・Bメンテナンス 98台 1,470,000P
合計13,001,000p
また、アラカルト部門でも3,684,000pを上げて全国4位に食い込んでいる。
最初は10月、DMに手洗い洗車500円引き券の送付から始まり、11月には43,900軒にポスティング、12月にはクーポン券配布も加えてやった。
・普段1台1,500円の洗車に500円引き券はよく効いて、洗車でにぎわった。
・洗車でご来店のお客様には必ず店内カウンターで接客受注する。
・このカウンター受注が一番肝心で力のあるカウンタースタッフが中心になる。
・「コーティングはしてありますか?」「駐車は?」と沢山のことをお聞きする。
・11月、12月のキーパーコーティング予約を取って行った。
・高い価格の商品からご紹介すると、驚くほど高い商品が売れた。
・クリスタルキーパーは予約ではなく、その場で施工する。
・新車時コーティングの車でも、アラカルトが面白いように売れた。
洗車チケットをやめたら、お客様の仕上がり確認が細かくなったので、作業をする者もより真剣に作業するようになって、
商品品質が上がった。
去年のクリスタルキーパーが今年はダイヤモンドキーパーにグレードアップする人が半分以上いて、喜んでもらえた。
この与野新都心店は、元々圧倒的なマーケットに支えられた集客力に
手洗い洗車を定着させ、それを10月にキャンペーン的に500円引きして、
沢山の集客に主力メンバーがカウンターでの「聞く接客」を徹底し、
主に外車に乗っているような高い収入の客層に、
高い品質のダイヤモンドキーパーを3種計128台も提供した。
ダイヤのメンテナンスも177台と非常に多かった。
リピートのお客様が多く、クリスタルキーからのグレードアップが多かったが、
新規のクリスタルキーパーが足されて台数をむしろ伸ばしている。94台。
矢部マネージャーは、自分自身もアルバイト時代が長く、
その思いをよく理解しているので、
雨が降って来ても、勤務途中で返したりしないと言う。
それが良いか悪いかは見方に寄るが、この与野新都心店では、
19名もの多数のアルバイトさんが長く勤務が続いて技術を上げ、
キーパー選手権全国優勝の一助になっている事は間違いなさそうだ。
それに加えて、綿密な集客計画と、実践。
洗車チケットをやめた効果を逆手にとって、
徹底した「聞く接客」に徹し、高価格、高付加価値商品を大量に販売した。
今後は、このチャンピオンをいかに長く続けるか、この一点にかかっている。