2013年12月18日(水曜日)
12.18.ただ痛いだけの、我慢すれば平気なただの痛みでした。
きのうは、
足のひどい痛みを何とかしなくてはと
大きな大学病院に朝9時に行って、
内科では本当に親身になって話を聞いてくれたものの、お手上げで
あちらこちらで5回の診察とレントゲンとMRI2回の検査を行い、
結局、整形外科で来年の1月9日の次の診察の予約を与えられ、
神経内科では椎間板ヘルニアがひどいようですが、
専門外だから整形外科にと言われ、
傷みセンターを紹介されて、予約に行ったら1月16日しかとれず、
結局、あちらこちらで「痛み止めの薬」を2種大量にもらっただけでした。
だから、昨日は約9時間、診察待ちと検査で
大学病院を後にしたのは午後6時でした。
計9時間の成果は、
傷み原因は神経内科の専門外と言いつつ言われた「椎間板ヘルニア」という病名と、
大きな手提げ袋からあふれんばかりの痛み止めの薬です。
朝からの診察待ちと検査の、
寒さと、じっと待っている間に硬直した体で、
足と腰と尻の痛みは倍増しており、
本当に絶望的な気持ちになりました。
病院でタライ回しに合って急病人が死んだという話が新聞に載りますが、
まるでそんな目に合ったという気分でした。
それで、昨日は、悲観的なブログを書いてしまったものです。
何人の方から「大丈夫か?」とメールやお電話をいただき、
お騒がせして申し訳ありませんでした。
というのも、
今日、いつものかかりつけの病院に行って、
解決したのです。
いわゆる私にとってホームドクターという存在で、
今回入院した大学病院を紹介してくれた先生でもあります。
それは榊原先生という先生で、
私が絶大なる信頼を置いている先生です。
今回の入院の本来の目的、
不健康な色々数値の修正については、
大成功だったので、その報告を申しあげ、
それと同時に、
退院後に足が痛くなってしまい、病院で行き詰っていることを言って、
どこか神経内科か整形外科を紹介してもらおうというつもりでした。
榊原先生は、私の話の一部始終をゆっくりと聴き、
私の体のすべてを触診して、
今日の血液の数値も見て、おっしゃいました。
「これは谷さんの”体”が、あるべき数値に矯正された正しい谷さんの血液に、
びっくりしているのです。びっくりして神経が悲鳴を上げているのですよ。
特に谷さんは体をいじめすぎたので、その部分に激しく出ています。
私は以前、この現象について論文を書いたことがあります。
まさに今の谷さんがその症状です。
痛いでしょうが、痛みを薬で散らしながら普通に暮らし、
もちろん食事の節制は大切ですが、
時間が経てば、必ず今の血液に体が慣れて、痛みはなくなります。
大丈夫ですよ。
なんならよく効く痛み止め注射を打っておきましょうか。」
榊原先生はニコニコして、自信たっぷりの笑顔で説明してくれました。
私はすっかり安心しました。
「そうか、痛いだけなんだ。
この痛みは、体が危険を警告しているのではなく、
ただ痛いだけで、無視して構わないんだ。我慢しても構わないんだ。」
それが判ったらもう平気です。
特に痛い足の痛みも無視して、あちらこちらを歩き回ったり、
ちょっとした運動をしてみたら、
痛いのは痛いのですが、ひどくなっていく痛みでもなく、
何かダメージを受けている痛みでもなく、
これ以上やったら危ないと危険を感じさせるような痛みでもありません。
痛みの種類は違いますが、
激しく運動をした次の日の”筋肉痛”みたいなものです。
筋肉痛で体に危険を感じる人はいないでしょう。
筋肉痛とはまったく違うものですが、共通したものがある痛みです。
大丈夫だと知れば、
どんなに痛くても我慢できるものです。
痛いからやめるなどせず、無視すればいいのです。
そう思ったら、痛みに負けていた自分が見えてきます。
本当に猛烈に痛いし、
特に足には不安(ポリオ)があったので、
今まで経験したことのない痛みに、怯えてしまったのでしょう。
そして、あの、いかにも新人先生の
「専門外ですが椎間板ヘルニア・・・・」と
あの言葉にも必要以上に反応してしまったのかもしれません。
いずれにしても、
痛いのは、どれだけ痛くても、普通に動いていいのだと判ったので、
早速、動き始めて見ました。
足はもちろんすごく痛いです。でも何ともありません。痛いだけです。
大丈夫です。
本気で元気になりました。
何でもやれる気分です。
ただ、痛いだけです。もう、無視できます。
少しずつですが、動き始めます。