谷 好通コラム

2021年04月11日(日曜日)

4.11.ポールポジションから5位になって、ゴールは3位で。

昨日の予選で、Q1(第1予選)を平川亮選手で無事パスして、

進んだQ2にGT500が初めての阪口晴南(せな)選手が、

見事、トップタイムでポールポジションを得ていた。

 

その阪口晴南選手は、実は臨時の選手なのです。

予定していたサッシャ選手が新型コロナ禍の関係で入国できず、

元々はGT300クラスの車に乗る予定だった阪口阪口晴南(せな)選手が

急遽#37 に乗ることになったのは、ほんの一週間前、4月2日であった。

そのGT500クラス初めての阪口晴南(せな)選手が

ポールポジションを取ったのだから痛快だ。

 

今日の決勝では、第1ドライバーを阪口選手に託された。

果たしてどんなレースになるのやら。

 

ところが、阪口選手はスタート直後から快調にトップを走って、

30周過ぎの突然のピットインドライバー交代まで、

不安のない独走状態であった。

阪口晴南(せな)選手は、十分に速かったのです。

 

ところが、30数周目かで、

よく知っている#360がコースアウトして、

セーフティーカー(SC)が入った時、

オフィシャルのピットロード封鎖が一瞬遅かったので、

ほとんど全車が一斉にピットインして、

ただでさえ狭い岡山のピットは大混乱になって、

我が#37もピットインしたのだが、大渋滞のピットロードで詰まってしまい

コースに帰ったら5位にまで下がってしまった。

 

ここで何故そんなことになったのかを解説するには

相当面倒な説明が必要だが、結局、運が悪かっただけの事で、

バカバカしいので説明はしない。

 

いずれにしても#37の阪口晴南(せな)選手選手の力走によるトップ独走は、

たまたま運が悪く、5位となって平川亮選手に引き渡された。

平川亮選手は、その走りで3位にまでポジションを上げたが、そこまでで、

今シーズンの初戦を3位で終えた。

 

これで4年連続初戦優勝の記録は途絶えてしまった。

 

しかし、考えようで、

昨年までは初戦を勝って

二戦目から一番重いハンディウェイトを背負った状態で戦ったが、

今年はそれよりも軽い状態での戦いが始まるとも考えられる。

1シーズンを通して考えれば、ひょっとしたらいい結果が出るかもしれない。

次のレースから阪口晴南(せな)選手が#37に乗るのかどうか分からないが、

それもいいと思える結果でした。

まだ1レースが終わったばかりです。

 

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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