2013年10月05日(土曜日)
10.5オートポリスは.霧で予選がキャンセルでした。
今日は熊本のホテルにいます。
スーパーGTオートポリス戦の予選の予定でした。
が、霧がひどくて、すべての予選がキャンセルになってしまいました。
明日の朝早くから予選があって、午後決勝になります。
だから、今日は何も書くことはないのですが、
先週の土日に仙台のSUGOで、
スーパーフォーミュラ(略してSF)とF3のレースがあって、
その報告がTOM’Sの井藤さんから届いたのですが、
私は最近、井藤さんから来る報告のうんちくが好きで楽しみにしています。
スーパーGTの予選がなかったので、というわけではありませんが、
以下、TOM’S井藤さんからの報告
いつもお力添えを賜り、誠にありがとうございます。
去る9月28日~29日に宮城県村田町のスポーツランドSUGOにて開催され
ました、全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦並びに、全日本F3選
手権第12戦・第13戦の報告書を送付させていただきます。
スーパーフォーミュラではアンドレ・ロッテラーがロイック・デュバル
と熾烈なバトルを展開して「これぞ本物のレースぞ」というところを見
せていただき深く感動して帰ってきました。
F3では中山雄二が13戦中11勝という記録的な勝利を収めたことに敬い
さえ湧き出る思いを抱いて帰ってきました。
しかし、なぜか喜び半分、物足りなさ半分の気分なんですねぇ。
中嶋一貴がリタイヤしたからでも、勝田貴元がリタイヤしたからではな
いんです。彼ら二人もやることをやっての結果ですから、それは致し方
のないことで、それが原因ではないんです。
今回のスーパーフォーミュラではセーフティカーがで4回も導入され、
安全性を確保するためには致し方ないことではあるが、その都度小生な
りに一喜一憂しながらレースを見ておりました。
そして、「こんなはずではなかった」、「こうなるはずだった」という思い
というか願望というか、何ら根拠のない自己中心的な妄想を抱きながら、
ことごとく外れては悔いを味わいました。そんな感情の間(あわい)に
起こった濁りが優れない気分を呼び起こしたのかもしれませんねぇ。
「こんなはずではなかった」「こうなるはずだった」の“はず”とはそもそ
も弓術用語から来た言葉で、弓に張られた弦が緩まぬようにしっかりと
留める為に弓の両端にある溝のことを“弓弭(ゆはず)”といい、その弦
に矢をふらつかないようにしっかり留める為に彫られた溝を“矢筈(や
はず)”といって、共に放たれた矢が勢いよく飛ぶための弓と矢に施さ
れた工夫を“はず”というのだそうです。
人生においても「こんなはずではなかった」と悔やむことが何と多いこと
か・・・。なるほど納得です。
所詮、“はず”もやはり“タラ”“レバ”の類。願望は“弓弭(ゆはず)”
も“矢筈(やはず)”もない、単なる妄想から沸き起こる「こうだっタラい
いのに」「こうなレバいいのに」という身勝手な思いから発せられたもの
ですから“外れる”のは当たり前のことですよね。
いいですね。