2013年08月09日(金曜日)
8.9.わざわざ書かないほうがいいこと
半田に行く道端に、
ちっぽけな「串焼き屋」さんがあります。
いっぱい飲み屋さんなのでしょうが、
「持ち帰り」にも力を入れているようです。
焼き鳥とかネギマとか、
串焼きの専門店なので、
食べたらきっと美味しいだろうと思います。
私はこの串焼き屋さんで何も買ったことはないのですが、
今日、たまたま見たら、
「当分の間休業します。」と貼り紙がしてありました。
「そりゃそうだよな。お客さん来ないよ。こんなこと書いてたんじゃ」と、
私は思わずつぶやきました。
事実なのだから、
その通りに書いても悪くはないのだが、
書いて、かえってお客様が引いてしまうのなら、
書かないほうがいいのでしょう。
この場合、
「ひよこ姿焼」なんてものがあるとしても、
そのまま書くからお客様が引いてしまうわけで、
「やきとり」と書いておいても別に良かったのではないでしょうか。
事実ならば何でも言えばいいものでもなく、
あるいは書けばいいというものでもない。
言わず、書かず、
そっとしておいたほうが、
不必要な不快を抱えこませずに済むこともあるものです。
そもそも「ひよこ姿焼」と書くと、
何か良いことでもあるのでしょうか。
これを「やきとり」と書くとウソを書いている事になるのでしょうか。
でも、ひょっとして再び店が開いたら、
一度入って、食べてみたいと思います。
どうせまたすぐ閉まってしまうでしょうから、
手早く行かねばなりません。
でも「うなぎ」と「ドジョウ」は食べたい気はしますが、
「ひよこ姿焼き」なんてものは、
その文字を読ん、食べたいとは思わないし、
その味も、食感も、想像したくありません。