2013年06月26日(水曜日)
6.26.何を伝えたかではなく、何が伝わったか。
技術研修とかトレーニングなどでは、
「何を伝えたか。」より、「何が伝わったのか。」が、仕事の成果です。
たとえば
技術研修で一つの技術ポイントを伝えた場合、
研修が終わった時点で、
研修を受けた人が、
そのポイントを身につけていなかったとして、
研修を担当したインストラクターがそれを見て、
「ちゃんと言ったんだけどなぁ、困ったもんだな。」とでも言ったとしたら、
その人は、インストラクターとして失格です。
「ちゃんと、言った」のに、相手に伝わらず、
技術ポイントがその人の身についていなかったとしたら、
それは”伝え方が悪かった”のであって、他に理由はありません。
宣伝広告物と同じです。
それを造った人の意図がどうであったか、
何を表現したかったかに関わらず、
それを見た人に、
何が伝わって、何を感じ、どんな行動をしたか。
たとえば、その宣伝広告物に載っている商品に、
「興味を持って」「欲しくなって」「買った」という行動があれば、
その宣伝広告物は大成功であり、すべての成果がそこにあります。
技術研修では、
インストラクターが何を教えたかではなく、
研修を受けた人に何が伝わって、何が出来るようになったかで
すべての成果が評価されます。