2013年05月17日(金曜日)
5.17.オートロック付きトイレ、大阪のコンビニ。
大阪は好きな町です。
先日、大阪に行った時、コンビニでトイレを借りたのですが、
これがオートロック付きドアのトイレで、
レジのお姉さんに「トイレを貸してください。」と声をかけないと、
トイレのドアを開けてもらえない仕組みになっていました。
これを「けち臭いコンビニだ。」と言ってしまえば、それまでですが、
私はこれを「さすが、大阪」と、むしろ好意的に受け止めました。
そのコンビニは大阪の中でもあまりお上品な地域ではない所にあったので、
たぶん万引きが大きな悩みだったのでしょう。
トイレは、万引きの犯人が盗んだ商品を隠したり、
商品をばらして元々自分が持っていた物みたいにする場所として悪用されます。
そんなことが頻々として起きたので、
オートロック式トイレにして、それを防ごうとしたのでしょう。
普通のコンビ二でも、
そのようなことはいっぱいあるはずですが、
万引きによる損害は計算に入っていることであるとし、
値段にその分を上乗せした上で、
トイレは開放して、
トイレをよく利用してもらった方が得としているようです。
しかしこの大阪のコンビニでは、
万引きの被害が想定以上に大きかったのか、
苦肉の策としてオートロック式トイレにしてしまったようです。
私はそれで良いと思います。
あまりにも万引きの被害が大きくなると、
店側のスタッフが、お客様を見ると万引き犯人ではないかと疑ってしまい、
お客様を嫌いになってしまいます。
お客様を、お客様として見られなくなってしまったら、
スタッフの表情ひとつでも、感じの悪いものになるでしょう。
言葉使いも、接客もそうです。
お客様として感謝の気持ちで接することが難しくなってしまったら、
お客様も感じが悪いでしょうし、
スタッフも、お客様に対して感謝もできずに幸せではありません。
だったら「トイレ貸してな。」「トイレ使うよ。」と気軽に声をかけてもらって
「はーい」と気持ちのいい返事を笑顔で返せるようにした方が、
お互いにとって幸せだとするなら、
オートロック式トイレ大正解だと思うのです。
少なくとも、私は「トイレ貸してくださーい」と言い、
店員さんに「ハーイ、開きました。」と笑顔で返事をしてもらって、
悪い感じはまったくしませんでした。
これが大阪ではなかったら、
コンビニのセオリーとして「トイレは開放するものだ」に縛られて、
こんな合理的なこともできないのが普通です。
でも大阪は「いい事は、いい事だし・・」と合理的なことを、
「普通は・・・」という常識に優先させるだけの合理性を持っています。
私はそう思っています。
だから、このオートロック式トイレの大阪のコンビニに好感を持ちました。
店をやっていて、
お客様を嫌いになる事ほど不幸せなことはありません。
逆に、お客様から、
「きれいになった。想像以上だ。ありがとう。」と、
いっぱい喜んでいただき、感謝していただき、
時には、ほめてもらえる。
そんなキーパーコーティングの仕事は、幸せです。
私達は幸せ者です。
鹿児島で仕事をしました。
新しく鹿児島のトレーニングセンターの物件を加治木町で見つけたのです。
いい物件でした。いいトレーニングセンターが出来ます。
しかし、鹿児島空港で2時間ほど時間が余ってしまい、
レストランでビールを飲みながらこれを書きました。