谷 好通コラム

2013年05月08日(水曜日)

5.8.バケはとっくに玉無しだった

いつも玄関先で、我が家の猫をじっと待ち伏せをしている「バケ」。
バケとはもちろん「化け猫」のバケだ。
今日はとうとう「シロ」が襲われた。

 

たまりかねてバケを飼っている家にお願いをしに行った。
「うちの猫を襲うので、去勢させてください。」、
つまり「タマを抜かせてください。」と頼むつもりだった。
タマを抜けば、うちのシロのようにおとなしく、かわいい猫になるはずだ。

 

ところが近所のバケの飼い主の方のおっしゃるには、
「ああ、もう去勢してあるよ。」
「ひざの上でゴロゴロと寝て、かわいいもんだよ。バロンは。」と言う。

 

えっ? もう玉無し?
かわいい? おとなしい?
あのバケが、え~~~~、バロン?
(“バ”は、合っていた)

 

あの図々しいバケが、
かわいくておとなしいバロン?
さっぱりわからない。

 

どうもファーストインプレッションで、何かを間違えたようだ。
とにかくバケはでかい。
我が家の猫たちの二倍はデカイ。
飼い主さんの話では体重6kgだと言う。
それに顔がかわいくない。私の感性としては、あの顔はかわいくない。
バケは人を恐れず、図々しい。
となると、第一印象は、かわいい・・・ではなくて、やっぱり“バケ”だ。

 

飼い主さんの話では、バケは家や近所に犬や猫の友達がいて、
仲良しらしい。
信じられらないが、バケには友達が多いそうなのだ。

 

私達には「襲撃するための待ち伏せ」としか見えなかった玄関先でのバケは、
お友達になりたいと、シロやチーちゃんを待っているバロン君という訳か?
どうしても信じられない。
やっぱりバケは、どうしてもバケだ。
しかし、玉を抜けば解決すると思っていた「玉」がもう無いとしたら、
いったいどうすればいいのか。
また新しい悩みが出来てしまった。 (でっかい水鉄砲を買ってこよう)

 

 

どうしてもバロンと呼ぶ気になれない玉なしバケ

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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