カーコーティングの新規のお客様獲得は、
店舗の看板とか作業風景とかがまず、最初の効果を上げ、
新聞折込みチラシとかポスティングもなかなかの効果がある。
それらの効果でキーパーに興味を持ってもらい、
インターネットで調べられたお客様が、
店舗にご来店されたり、電話での問い合わせをしてこられる。
インターネットは、フォトログへの施行車の写真の枚数が、
店舗ページへの来店数の効果を大きく左右する。

しかし、ここまでは新規のコーティング施行獲得の問題であって、
コーティングビジネスで業績を大きく上げるには、
一度キーパーコーティングを施行されたお客様が、
クリスタルキーパーならば1年後に再び施行される「リピート施行」が、
いかに高い確率で獲得できるかの方が、
新規獲得よりはるかに大きく重要な要素である。

これは以前の記事でも紹介したグラフだが、
過去5年間に渡るキーパーラボの、
月別の、1店舗平均の、クリスタル+ダイヤモンドキーパーの施行台数の推移だ。
毎年、毎月、前年を150%程度上回っているのは、
新規の獲得が毎年増えているわけではない。
毎年施行した台数の80%に近い台数のお客様が、翌年にも施行して戴くので、
リピートの積み重ねが毎年増えて、
そこにまた新規獲得台数が加わるので、
まるで“雪”が何段かに降り積もったかのようなグラフになっている。

新規獲得施行は毎年、それほど多く増加しているわけではない。

ここ何年か、毎年、前年比150%もの増加率は、
新規獲得が増えているからではなく、
極めて高い率でリピート施工が積み重なってきているからに他ならない。

この積み重ねの現象を作り出すためには、
お客様に十分満足いただける高い品質のコーティングを提供することだ。
そのためには、
今、店舗でキーパーコーティングを施行している技術者の技術力を上げ、
今現在施行されているキーパーコーティングの品質を確実に上げることが、
もっとも大切なことであり、
我々の活動の主軸におかなければならない行動である。
新しい技術者を増やすことも意味がないことではないが、
今現在の技術者の施行レベルを上げること、
つまり、今、実際に施行している人の技術力を上げることが、
はるかに優先順位が上であると確信している。