名古屋ではやっと桜が満開になりました。
それでも例年より何日か早いらしいのですが、
東京は今が身頃の桜もいっぱいありますが
もう満開を通り越して葉桜になりつつあるところもあります。
今年は気温の上下が激しいので、
桜が花を咲かせるタイミングがバラバラになってしまったようです。
気候も明らかに変動してきているようです。

気候の変動は人類文明のCO2排出が原因ですが、
人間の仕業とは関係のなく、
富士山がいつ爆発してもおかしくない状態だとか、
東京直下型地震がもうすぐだとか、
地震と津波が東海地方を直撃する南海トラフ震源の地震とか、
静かに生きていくなんてとても出来ないような危険がいっぱいの世界です。

でもこれは五十年前でも、百年前でも、確率としては同じ訳で、
今始まった危機ではないのです。
ただ単に確率だけの問題です。

それがたとえば地震で言えば、
確率で言えば、統計的には1/100でしかない確率であっても、
それは統計的に低い確率であって、
地震が来るか、来ないかは、いつの時点でも常に、
来る50%、来ない50%の半分半分の確率でしかありません。
そう考えると、
地震が来る確率が統計的に見て80%の場所でも、
統計的に3%の確率でしかない場所でも、
どちらも、明日は、
地震が来るか、来ないかのどちらかの50%の確率です。
だから、出来るだけ危険の確率が低い場所を選んで住んでいても、
高い確率の場所に、そんなものは気にしないで住んでいても、
来るものは来るし、来ないものは来ない。
確率は確率でしかない。
私は、だから、そういうことを一切気にせずに生きることにしています。

聞いた話だと、
南海トラフ震源の東南海地震と津波の可能性を恐れて、
知多半島の海岸沿いの土地の買い手がなくて困っているそうです。
地震と津波の恐れは
確率として今も昔も何も変わらないのにも、
今は、買う人がいなくなっているそうです。

これがチャンスかもしれません。
宿泊設備付きでもっと大きな規模の研修所と、
撮影のための簡単なガレージ式のスタジオを、
知多半島のどこか夕日がきれいな場所に造れたら、
いいなと思っていたところです。
ちょっと探してみようかと、
東京の咲き具合がバラバラの今年の桜を見ていて思いました。