2013年03月24日(日曜日)
3.24.アジテーションというか、問題提起
アジテーションを検索すると「扇動」とか「あおる。」とか出ます。
政治的には、革命家が一般民衆に対して、
「こんな不公平をこのまま許しておくのか?! 立ち上がろうぜ、みんなっ!!」
なんて、一斉蜂起を呼びかけるような行為をアジテーションと言い、
アジるなんて使い方もしました。
その昔、学生運動が盛んで、
当時、学生なら学生運動に加わるのが当たり前で、
関わりを持とうとしない学生は「ノンポリ」と呼ばれ、
「ナンセンスな存在」なんて懐かしい言い方でバカにされていた。
もう本当に昔の話だ。
今は平和になった。
みんなが豊かになって、貧しいが故に闘う必要はなくなった。
学生運動なんて化石のようなものだ。
楽で・面白くて・給料が多い、
なんて能力に見合わないような待遇を求めさえしなければ、
誰でも働ける。平和な世界だ。
だから、アジったりしなくても、淡々と日常が過ぎていく。
仕事だって、与えられたことを淡々とこなしていれば、
毎日が過ぎていき、それで困ったことなどは滅多に発生しない。
しかしそれでは、面白くない。
最近、みんなにいっぱいメールで問題提起している。
穏やかでない言い方をすれば、アジテーションしている。
「議論しよう。」
全塗装した車が、「塗装が新しくなったから新車割引は使えるの?」
その答えとして
「いえ、新車割引は、新車が対象ですので、全塗装はダメです。」か、
「せっかく塗装を新しくされたのですから、新車割りOKです。」なのか・・
「ルールはルールとして、はっきりさせないといけない。」とか、
「お客様が喜べば、それでいいのではないか。新車割りOKだよ。」とか、
色々な意見がいっぱい出て、
それぞれの意見になかなか説得力があって、
私も本当に勉強になる。すごくおもしろい。
こんな議論から正解が見えてくるものだ。
問題提起
「機械課に修理の依頼が来ると、どうしても遅くなりがちになっている。
どうすればいい?」
これは純粋に問題提起
「フォトログの枚数を店舗検索で出すと、
新しいプロショップがつらい。だからこんなこと考えたけど、どうですか?」
最初に「みんな、どう思う?」と、
問題提起すると、
みんながどんどん自分の意見を言ってきて、
めちゃくちゃ面白くなっている。こういうのは最高だ。
みんなが自分の経験と価値観で考え、発言していく。
こういうことこそ、正しいことが見つかっていく唯一の方法かもしれない。
でも、これをどうまとめていくか。
問題提起していくのは簡単だが、まとめるのは10倍難しい、でも、まっ、なんとかなる。