谷 好通コラム

2013年01月21日(月曜日)

1.21.キーパーLABOのかく在るべき姿と存在意義

KeePer PROSHOPがどんどん力を発揮してきているのは、
前の話にあるように事実です。
KeePer PROSHOPがLABOを凌駕しつつあるとも書きました。

 

それは多くのKeePer PROSHOPさんが
同時にガソリンスタンド(SS)さんであり、
圧倒的な集客力を持っていることが、拡販の機会を多く持てる事になり、
洗車・コーティング販売に有利である要因だと思っていましたが、
どうも、そうばかりでもないようです、

 

お客様との継続したコミュニケーションの濃さをもっているSS店舗が、
非常に高いクリスタルキーパーのリピート率を実現しているので、
むしろ、こちらの要因の方が、
SSが洗車・コーティングの販売拡大に適しているより大きな
要因なのかもしれないことに気がつきました。

 

今のカーコーティングの主力であるクリスタルキーパーは、
そのリピート率の高さが最大の武器です。

 

ところがLABOのような専門店の場合、
1年の繰り返しを提唱するクリスタルキーパーを一度施行したら
1年後までまったくお客様にお会いできない場合が多々あります。
「洗車はご自分でやっているユーザー」が半分以上なので、
ある程度は仕方ありません。
お引渡しの時に「6ヵ月後の点検洗車の券」をお渡ししていますが、
これもお忘れになってしまうお客様が多く、なかなか徹底できません。

 

その点、SSは給油という来店動機があります。
給油のたびにコミュニケーションを取ることができ、
1年後の施行のご案内も出来ます。
これは専門店としては非常に羨ましいところですが、どうしようもありません。

 

また、リピート施行を定期的に何度か行っていくと、
クリスタルキーパーはどんどんツヤが増してくるので、
お客様の定着はより強くなっていきます。

 

LABOなどの専門店では、技術の高さで勝負し、
施行時のお客様の満足をいかに高く実現し、
お引渡し時に、ご説明の言葉にしっかりと気持ちを込めます。
しかしそれでも、
1年の間に何度かコミュニケーションを持てる強みには適いません。

 

KeePer PROSHOPが、
クリスタルキーパー販売、施行にいかに優位性を持っているかは、
ご理解いだけるかと思いますが、
それでも今までは、なぜ、
キーパーLABOの方が圧倒的に施行台数も売り上げも上だったのか。

 

PROSHOPさんの場合、専門店ではない場合がほとんどで、
他にも収益源を持っていて、
つまり他にもやるべきことがあるので、
洗車・コーティングで数百万円単位の収益を上げる必要もなく、
他にもやるべきことがあるので、
これに力を注ぐ必要性を、
それほど感じなかった店舗があったのかもしれません。
そこに大きなマーケットがあることに気がついていても、
それを実現する必要性を感じなければやらないのは、
それはそれで当然のことだと思います。
LABOは、これしか収入源がなかったので、やるしかなかったわけです。

 

しかし、そうなると施行台数におのずと差が出ます。
やらなければやらなくても済む店舗と、やるしかない店舗では、
施行台数の差は当然のごとくでます。
施行台数の差は熟練度という意味で、技術力の差になって出てきます。
確かな技術力は自信につながり、
自信は信頼につながり、
お客様の信頼が販売につながり、施行につながります。
施行数と技術力は「鶏か卵かどちらが先か」の関係なのです。

 

KeePer PROSHOPには、キチンと技術研修を受け、
規定の技術力を証明する技術検定に合格したスタッフさんが、必ず居ます。
だから、そういう意味では PROSHOPもLABOも同じです。
技術力に差があるわけではありません。

 

しかし極端な話、全国の PROSHOPさんの中には、
せっかく技術検定を受けて、
KeePer PROSHOPに登録しても、
ご自分の会社の車で練習もそこそこに、
結局一台もお客様のお車を施行しないまま、
技術が錆びれてしまっている店舗もゼロではありません。
そういう店舗ではキーパーコーティングの品質を約束できませんので、
申し訳ないのですが、登録を取り消していただいています。

 

やるか、やらないか、
それで良い循環に入るか、せっかくの技術が水の泡になるかの差になります。
LABOはやらざるを得ませんし、
そのために造られた店舗なので、当たり前に、やります。
施行台数は最初から多いですし、技術力もいやおうなしに上がります。
やってもやらなくても、
どちらでもいいような感じの店舗があるとしたら、明らかに技術力が違います。

 

もちろんPROSHOPさんの中には、
コーティングのこの大きなマーケットをも全力で開発すべきと
力を入れられた店舗さんも、ものすごく多くあって、
何年も前からクリスタルキーパーなどキーパーコーティングを積み上げてきて、
高い技術力を実現されていている店舗も、数え切れないくらい多くあります。
だから、お客様の信頼を勝ち取り、
高いリピート率を成し遂げて、
今日のLABOを凌駕しつつあるような店舗が続出し始めたわけです。

 

はっきりとKeePer PROSHOPの次元が変わったと実感します。

 

では、このような状況になった今、LABOは今後どうあるべきなのか。

 

KeePer LABOとは、
キーパーの「最先端」というような意味で名前を付けました。

 

技術においても、取扱商品についても、使用する設備機器においても、
またマネージメントにおいても、
いつも最新鋭かつ最先端であり続け、
世の中のお客様に喜んでいただくために
何が最善であり、最大なのかを証明する最先端でありたいと思っています。
そしていつも正々堂々としていたいとおもっています。

 

LABOは専門店であるという制約があったにしても、
当然そのメリットも多くあるわけなので、
そこで、最善を尽くして、
最も理想とすべき技術とマネージメントを追及して、
そのノウハウを、
惜しむことなく全国のキーパーコーティング施行店、
とりわけKeePer PROSHOPのみなさんに提供し、
あるいは、技術力を直接お伝えする場として、
あるいは技術をお伝えするスタッフを養成する場として、
キーパーLABOの存在意義を見出し、
いつも新鮮に、積極的かつ大胆に
一点のにごりもなく活動して行きたいと思います。

 

キーパーLABOが、KeePer PROSHOPに
その実績において次第に凌駕されつつあるとしても、
いささかも、その存在意義を失うものではないと考える理由です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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