2012年11月15日(木曜日)
11.15.「伊ヱ門じゃ、いらんな。」と、無駄につぶやく
中部空港から鹿児島空港へ飛ぶ飛行機の中。
とうとうやってしまった。
家を出てくる時、
少し急いでいて、
うっかり“財布”を家に忘れてきてしまったのだ。
財布が無くなってしまったわけではないので、さしたることはないが、
鹿児島への出張の今日一日を一文無しで過ごさなくてはならない。
といっても、
鹿児島空港に着けば福岡営業所の誰かが
迎えに来てくれているはずなので、
千円でも借りれば、
何の不自由もないし、運転をするわけでもないので免許証も要らない。
しかし、それでも、
一銭も持っていないというのは、何とも心もとないもので、
いつもなら飛行機に搭乗する前に必ず買うペットボトルのお茶すら買えない。
別に飛行機に乗っていてもお茶を飲まなければならない訳ではないが、
いつも持っているお茶がないと、妙にのどが渇くのは気のせいだろう。
しかし、一つ離れた席に座っているおにいちゃんのお茶のペットボトルが
うらやましく思えるのは、情けないことだ。
しかしあのペットボトルは「伊ヱ門」のようだが、
私は「お~い、お茶」の方が好きなので、
「伊ヱ門じゃ。いらんな。」と、無駄につぶやく。