2012年11月13日(火曜日)
11.13.気の毒としか言いようがないのですが
人の話し方が気になりだすと、
とことん気になってしまうことがあります。
よくあるのは、
言葉と言葉の間に「アー」とか「エー」がたくさん入る人です。
話している本人は、たぶんまったく気がついていないのですが、
聴いている方は、気になりだすと、すごく気になって、
話の内容をうわっすべりで聞いてしまうことすらあります。
私たちの会社にもそういう人が何人かいて、
注意する事もありますが、これはただ単にクセであって、
本人にとっては、自分がそういうことを言っている認識はないので、
なかなか直るものではありません。
そういう私だって、けっこう「アー」とか「エー」と言っています。
しゃべっている時は、
話す内容に集中しなければならないので、
自分が「アー」とか「エー」と言っていることに神経が回せないのです。
その人の能力とか尊厳にはいささかも影響しないのですが、
そういう意味では、イビキと同じようなことなのでしょう。
あるイビキをかく女性で、
イビキをなくなるという手術を受けた人がいます。
その人いわく、
「自分が老齢化して老人ホームにお世話になった時、
イビキがひどいと、みなさんにご迷惑がかかる。
たとえば同部屋の人なんかに嫌われたら、惨めな老後になってしまう。
だから、今のうちに、イビキを手術で直しておきたい。」だそうです。
そして手術をするお医者さんは、
その手術に何千人もの実績があって、
評判のお医者さんだと言うことです。
でも、その女性は、もう四回も手術を受けたのですが、
イビキは少しは改善されましたが、やっぱりいびきをかいています。
本人いわく、
「部分麻酔で手術を受けるんだけど、喉をいじられると、
どうしてもオエッとなってしまって、
我慢ができずに涙が出てきて苦しそうにしていると、
お医者さんに『今回はこれくらいで辞めときましょう』って言われちゃう。」
だそうです。
他人からは「たかがイビキぐらいと」思われても、
本人にとっては、
老人ホームで嫌われ者になりたくないと思う気持ちは深刻なのでしょう。
気の毒としか言いようがありません。
夜が早くやってくるようになりました。
午後6時前だというのに、もう外は真っ暗です。
真っ暗になる直前に、また富士山が見えました。
カメラを高感度設定で撮ったら、こんな富士山が撮れました。