2012年10月08日(月曜日)
10.8.長崎雲仙でかわいい甥っ子の結婚式
昨日は私の甥っ子の結婚式であった。
会社の社員の結婚式はたくさん出席するが、
親戚の結婚式は数少ないので、それはそれで楽しみであった。
式には私が知っている人も少なく、
私を知っている人も少ない。
甥っ子とは何度か会っただけだが、
少なくとも小さな頃からのことを知っているので、
大人になってから縁ができた社員さんの結婚式とはまったく違った感覚だ。
甘ったれの頼りなかった子供が、成人して、
仕事でも頼りにされるような存在にまで成長すると、
見事に「大人」になって、立派に見えるのは本当に不思議だ。
人はある時期を境に、
突然親離れするかのように大人になるようだ。
親から見れば子供はいつまで経っても子供だと言うが、
それが案外、親には見えないものなのかもしれない。あるいは・・・
私の母親は83歳。いつまで経っても私は子供。
母は十年前、父を亡くして以来もう10年も、一人で生きている。
私たちとは一つの棟の家に住んでいるが、
生活はまったく別で、
母は「やれるうちは、自分のことは全部自分でやりたい。」と自立している。
一緒に食事をする事もめったにない。
母が自分の意志でそうしているのだから、寂しい気もするが、
母は元気だ。
誰にでも優しい人だが、
私は母からあまりほめられたことがない。
私は小さい時に小児麻痺で多少足に不便があって、
それがハンディになるからと思ったらしく、
小さい時から甘えさせてくれるようなことは決してなかった。
それが、最近は、少しだけほめてくれることもある。
結婚式のたくましくなった甥っ子。
お色直しに、お母さんに手を引かれ退場する時、
手を引くお母さんが涙ぐんでいた。
わたしのお袋だったら、
「なんでそんなこと、せないかんの。やだわ。」と、絶対してくれないだろう。
うらやましいやら、なんやら、複雑な気分であった。
かわいい甥っ子の結婚式。