谷 好通コラム

2012年09月30日(日曜日)

9.30.全力での激走の結果、13位。最終戦こそ真ん中へ

スーパーGT大分オートポリス戦は、
予選13位、決勝13位の不本意な結果で終わってしまいました。

 

昨日の予選は、クォリファイ1、Q1の途中で赤旗が出てしまい、
まともなアタックが出来ないままQ1が終わってしまい、
Q2に進出できなかった。結果予選13位。

 

今日の決勝は、
小雨、霧雨が降り続く中、13位からのスタートだ。
1ドライバーのアンドレアが速かった。
トップとあまり変わらないタイムで周回を重ねるが他の車も早い。
大バトルの末、
11位で2ドライバーの国本とバトンタッチ。
霧雨がしつこく降りつづいて、
路面はほとんど水がたまっていないのにドライにはならず、
スリックタイヤを選びきらずに中間的なレインタイヤ、
インターミディエイトでスタートしていった。
雨が苦手かと思われた国本だったが、
何か吹っ切れたのかなかなか良いタイムで激しい走り。
競り合いの中、周回を重ねてとうとう9位。
あと2台くらい行けるかと期待を持つが、
しかし、ゴールまであと6周くらいになってガクンとタイムが落ちる。

 

インターミディエイトのタイヤはゴム質が軟らかいので、
路面が濡れているだけで水がほとんどたまっていない路面で消耗が激しいのだ。
同じようにタイムが急激に落ちる車が続出している。

 

もう限界かと思われたあと3周で、突然ピットインしてタイヤを換える。
バーストする危険が高く、無理をして、車を壊しても無駄なことだ。
最終盤のピットインで13位まで順位を落とし、ゴール。

 

予選13位、決勝13位と、
その結果だけを見ると、ずっと何事もなく13位であったようだが、
それなりに激しいドラマがあった結果の13位ゴールであった。

 

クラフトレーシング・泉水工場長の
「今日は本気でポールポジション取りに来たのに、なんとも・・・」
KeePer Kraft SC430は、
先週、もてぎサーキットでの公式テストで、
堂々の2位のタイムを出していたのに、
オートポリスではずっと雨にたたられ、
雨に強いタイヤメーカーの車にしてやられてしまったのです。
とても残念なオートポリス戦でした。

 

10月末の最終戦「もてぎサーキット」では、
今度こそ、表彰台の真ん中を分捕って行きたい。
そう強く、皆さんと同じように思ったのでした。

 

 

決勝レースの最初の頃、まだ派手に水しぶきが上がっている。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

終盤のデッドヒート。
路面は霧雨で濡れているのに、
水が溜まってはいないので水しぶきがまったく上がっていない。
インターミディエイトのタイヤを激しく消耗する。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

 

ゴール3周前の不本意なピットインで、孤独なゴール。

 

PHOTO by Yoshifumi Nakamura

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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