谷 好通コラム

2012年09月09日(日曜日)

【速報】決勝の日、結局、7位でした。残念です。

本当に表彰台はもちろん、
トップを狙っても悪くないレースだったのです。

 

三位からのスタート、
あわよくば一つステップアップの欲を出したいほどのスタートでしたが、
結局、三位をキープしたまま順調に序盤の周回を重ねました。

 

余裕でレースの行方を見守ったのですが、
我らがGT500クラスが、
GT300クラスの車に追いついて1周抜かしにすべくラップし始めた頃、
#35 KeePer Kraft SC430が
コーナーのアウトからGT300の1台の車を抜かしかけた瞬間だった。
GT300のその車がアウトに膨らむような感じで、
#35 KeePer Kraft SC430の後部に当たり、
#35は、はじき出されるようにコースアウトして、
致命的なタイムロスをしてしまった。

 

あれで一挙に3位から11位まで順位を落としてしまった。
私の目にはあれは防ぎようがなかったように見えた。

 

あのアクシデントが今日のレースのすべてであったような気がする。
そのあと、アンドレアの鬼のような猛追で、
抜いて、抜いて、抜いて、あっという間に7位にまで順位を上げた。

 

その辺から一進一退で、ドライバーが国本に変わったあとも、
トップを行く車と比べても何の遜色もない速いペースで、レースを続け、
一時は6位確定かと思われたものの、結局、
最後の1周で脇坂選手に抜かれ、
#35は7位の順位でゴールインした。

 

消化不良のレースであったことは間違いない。
レースにもビジネスにも「たら」「れば」は、禁句ではあるし、
誰かのせいにする事もタブーであるが、
つくづく、
あのGT300がぶつかってこなかったら、
レースの内容はまったく変わっていただろう。
間違いなく、トップ争いの一角として闘い、
きっと、ドラマティックなレースになったに違いない。
しかし、7位を不満に思えるようになったのは去年から比べれは、随分の進歩です。

 

三枚の写真を、速報で中村佳史カメラマンが送ってくれました。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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