2021年01月24日(日曜日)
1.24.大きな流れの変化の中で
地球温暖化対策で二酸化炭素排出を減らすことは、
すべての人にとって動かざる命題なのでしょう。
しかし、
地球規模の大きな気候変動である氷河期と間氷期の繰り返しの大波の中では、
二酸化炭素・CO2の増加による地球温暖化の問題は小さな波の問題であり、
CO2の排出の元である石炭や石油などの化石燃料は、
元々大気中にあったCO2が生命活動によって固定化されたものを、
燃やして再び大気中に放出しているだけだ。
しかも、
珊瑚によって石灰石(炭酸カルシュウム)に固定されているCO2の方が、
化石燃料に固定されているCO2よりも、はるかに多い。
と、
主張してきたトランプ大統領は落選しました。
そして正常にパリ協定にアメリカは復活しました。
アメリカも無事に地球温暖化問題解決の方向に復活したということだろう。
考えてみれば、
何百万年、何千万年、あるいは億年単位の
生物の進化のサイクルよりも大きなスパンで
ゆっくりとしたペースの氷河期と間氷期の大きな波と、
人間が引き起こしつつある
百数十年での極短期的な化石燃料の劇的な燃焼による地球温暖化問題とは、
例えば、人間の一生の問題と、
朝、何を食べるかの問題程に違う。
朝飯に自分の一生を賭ける奴はいないだろう
百数十年での劇的変化を、
何百”万”年サイクルの変化と比較して
大したことはないとする主張は馬鹿げているということだ。
だから、世界中で電気自動車などが開発されて、
化石燃料の燃焼を止めて、大気中のCO2濃度の増加を止めようとしているのは当然だ。
この大きな流れは、トランプの落選でまた止まらないことになったようだ。
何かの本で読んだことがある。
人類が滅亡は、
悪質な風邪ウィルスが、
熱帯化する地球の環境の中で猛威をふるって、
強烈な肺炎で人々は次々と死に絶えて行く可能性が一番高い。なんて、
ゾッとする話だが、
何もしなければ、簡単にこのストーリーは、
わずか数十年単位で進んでしまう。
人類が確実に進めようとしている
地球温暖化問題の解決のための大きな流れは、
人類の知性と理性によって、
大きな力となって行くことを、信じても良さそうだ。
私たちも、その流れの一部となって力を尽くしていきたいと思う。