2021年05月21日(金曜日)
5.20.意地悪爺さんのもぐらたたき
今日は久しぶりに朝から夜までピッチリの会議のスケジュールで、
次から次へと違う人と違う話題で、飽きることのない議論の日でした。
みんなが考えを発し、みんなのお互いの言葉を受け入れて
みんなで物事を考えて、進め、造り上げると、
意外と一つの価値観から外れないものです。
みんなでやっていると意外と外れないのですが、
一人になると、自分勝手にそれぞれが動き出してしまい、
支離滅裂に空中分解しそうになる。
組織がスピードを持って膨れ上がって行く時、
その構成員一人一人が、
持っている力量以上の仕事を得て、
多くの者は、それを懸命にこなすうちに、
知らず知らずに、その仕事に見合った力量を身に着けて行くが、
一部の者は、
その仕事のポジションになったことを
そのポジションに見合った力量が自分にあるから
そのポジションになったと錯覚する。
周りからそのような扱いをされるのでそれはそれで仕方ない面もあるが、
その力量がありもしないのに、
すでに自分に備わっていると錯覚すると、
出来もしない判断が出来るような気になって、
外れた指示指導を振りまき、取り返しの付かない間違いを犯すことがある。
体が急速な成長をする思春期に、
大きくなる体に精神が着いていけないアンバランスに似ている。
そんなものを見つけるたびに口を出し、出過ぎた頭を叩いて回る。
急な体の成長に精神が追い付かない若者を叱って回る
昔の近所の意地悪爺さんのようだ。
あるいは、まるで、もぐら叩きの様だ。
必要ならば、意地悪爺さんのもぐらたたき、喜んでかって出ようか。