2012年03月04日(日曜日)
2989.梅の花咲かぬまま、梅まつり終わるか?
昨日のキーパーラボブログに「岐阜の梅林公園」で梅祭りが始まったとあり、
五分咲きくらいに咲いた白赤の梅の花の写真が載っていた。
しかも梅林公園の回りの道が渋滞しているとも。
http://www.keeperlabo.jp/blog/index.php?ID=8482
「ほぉーやっと咲いたか。」と、早速、梅を見に行くことにした。
しかし私の家から岐阜の梅林公園はずいぶん距離があるので、
近場の「名古屋農業センター」に行った。
名古屋市天白区にある「名古屋農業センター」は古い施設であって、
そこに見事な「しだれ梅」が何百本と植えられている「しだれ梅園」があるのだ。
岐阜市は名古屋よりもずっと山に近いところにあって、
気温も名古屋よりは低い。
その岐阜で梅の花が咲き始めたというのだから、
名古屋市天白区の「しだれ梅園」の梅も、当然咲いているだろう。
岐阜の梅林公園が五分咲きならば、もう満開かもしれない。
そう期待して行ったのだが、
「しだれ梅園」のしだれ梅の花は、いまだ“つぼみ”であり、
やっとつぼみが膨らみ始めた程度で、まったく咲いていなかった。
品種の違いで、しだれ梅のほうが咲く時期が遅いのかもしれない。
しかし名古屋農業センターでは、
「しだれ梅まつり」2月25日(土)~3月11日(日)を開催していて、
市民の屋台がいっぱい出ていたし、大道芸もやっていた。
例年、ここのしだれ梅が咲いて見頃になる時期が、
2月25日(土)~3月11日(日)くらいなのだろう。
しかし今年は、3月4日の今日になっても
梅の花のつぼみが
やっと膨らみ始めただけで
梅の花はほとんど咲いていない。
このままでは梅の花が満開に咲かぬまま、
梅祭りが終わってしまうかもしれない。
それだけ今年の冬が長く、春が来るのが遅くなっているという意味だ。
今年は気温が全国的にまだまだ低い。
例年になく今年は地球を回っている偏西風の蛇行が大きく、
強い寒気団が大きく南に出っ張ったままになっていて、
この季節になっても気温がなかなか上がらないらしい。
大きく見た地球の気候変動の一つの現象なのか。
よく分からないが、
この気象の異常が、二月の洗車・コーティングにも影響を与えた。
雪が何回も降った関東では、
雪汚れを落としたいというニーズで洗車の台数が前年比約140%に増えたが、
寒さが続いて、もっとキレイにというマインドは高まらないのか、
洗車数に連動するはずの「もっとキレイに」のピュアキーパーにエスカレートせず、
ピュアキーパーは前年比106%にとどまった。
しかし「車を守る」目的のクリスタルキーパーなどは、
雪や寒さなど天候とは関係なくニーズがあるので、三年連続で前年比160%と伸び、
合計では前年比121%となっている。
ところが、
愛知以西のラボでは、雪が一度降っただけで、
特に洗車のニーズが上がったわけでもなく洗車台数前年比は100%と変わらず、
しかし、この寒さは関東と同じように厳しく、
ピュアキーパーの「もっとキレイに」のエスカレートが得られないのか、
ピュアキーパー施工台数の前年比はなんと55%台にまで落ち込んだ。
しかし、やはり天候と関係ないクリスタルキーパーなどは
関東と同じように前年比151%と大きく伸びて、
全体ではなんとか前年比97.5%に食い止めている。
くわえて愛知の店舗の苦戦は、
特に自動車産業が多い三河地区において大増産体勢が引かれているので、
工場が土曜日出勤で、土曜が平日並みになってしまっていることも大きい。
何となく今年は寒いなぁ、と思っていたが、
「梅まつり」の期間中に梅の花が咲いていないことに、
今年は気温が本当に低くて、なかなか春の兆候がないことを実感した。
気温が上がらず、
春がなかなか来ないと、
洗車台数は雪の降りかたによって増えもするが減りもするが、
ピュアキーパーへのエスカレートは著しく減って、苦戦する。
一方、洗車とは連動しないクリスタルキーパーなどは、相変わらず増え続けている。
こんな構造が見えてきた。
早く、春よ来い。
梅の花は、ひょっとしたら梅まつりの開催中に満開を迎えられないかもしれないが、
確実に”つぼみ”は膨らみ、必ず花は咲いて、春は来る。
春が来て、暑い夏が来て、涼しい秋が来て、大忙しの冬の年末が必ずやって来る。
梅の花は、ちょっと遅いだけだ。