2021年05月25日(火曜日)
5.25.「樹脂フェンダーキーパー」は1年後も十分効き続ける1年耐久
最近のスポーティーなSUVタイプの車には、
フェンダーなどに無塗装樹脂で出来たパーツが目立って増えてきました。
この樹脂パーツは柔軟性があり表面に凸凹のエンボスがあって、
マットな独特な黒の質感が人気があります。
しかし、この樹脂は分子結合が比較的緩く(ゆるく)、
日照のUV(紫外線)で切断されやすく、
年単位で組織がほどけ緩んで、表面が白くボケてきます。
この白ボケには分子構造が大きな油脂 (WAXなど)を塗ってやると、
緩んだ組織間に浸み込み、
白ボケの隙間を埋めて黒を取り戻しますが、
その油脂は比較的短期間で流れ出て、白ポケに戻ってしまいます。
4月から売り出した大好評の「樹脂フェンダーキーパー」は、
無塗装樹脂に塗られると、樹脂の組織に浸み込むと同時に、
分子的な結合をして連続的な被膜を形成して流れ出すことを防ぎ、
長期的にマットな黒を維持します。
しかも、その被膜には
UV(紫外線)カットに有効な酸化チタンの超微粒子が配合されていて、
新たな樹脂の切断を防いで、より長期の防護効果を出しています。
「樹脂フェンダーキーパー」は”1年耐久”を謳っていますが、
これは、
”1年しか持たない”、という意味でもなく、
“1年は持つ”、という意味でもなく。
「樹脂フェンダーキーパー」の”1年耐久”とは
“1年経っても、まだ十分に効き続けている”、という意味なのです。
KeePerは、みんなそうです。
1年の促進耐候試験から出てきた樹脂フェンダーキーパーのテスト部品。