2021年05月30日(日曜日)
5.30.人時生産性が持つ色々な意味と
人時生産性(にんじせいさんせい)とは、
人時生産性=粗利益/労働時間
※ウィキペディアより
従業員1人が1時間働く際の生産性のことです。
人時生産性の数値が高いほど
従業員1人あたりの1時間の粗利高が高いことになります。
KeePer LABOでの人時生産性は、一つの目安を7,000円/人時としています。
これは経営指標としてかなり高い方ですが、
取扱商品が、高い技術力から創り出されている高付加価値のKeePerであり、
高付加価値こそが、高い生産性と高い給与水準を創り出していて
その高い付加価値を維持する為に、
技術スタッフには高い技術力と緊張感の維持を求められます。
逆に言えば、
技術スタッフの高い技術力と緊張感が、
取扱商品であるKeePerの商品価値を上げることが出来、
商品価値(品質)を高く維持することで、
その高付加価値に高い価格が払われ
高い価格が、技術者の高い所得を支えることになって、
しいては、その高い技術力を支えることになる。
だから、人時生産性を高めるということは、
単に企業が儲かる為という意味ではなく、
お客様である消費者と、
商品と、従業員と会社の、
良い循環のバロメーターであると思うのです。
人時生産性の表すもう一つの大切な意味は、
スタッフの人数が絶対的に足りない時のSOS信号の役割です。
あるいは、人の増やし時のシグナルでもあります。
人時生産性が日常的に9,000円とか10,000円/人時を越して、
それが続くような店舗では、忙しすぎて
店舗スタッフたちが疲弊している恐れがあります。
高過ぎる人時生産来は、スタッフの疲弊SOSになります。
今までならば、8,000円/人時をオーバーしたら危険信号としていたが、
今は、高付加価値のEXキーパーとダイヤモンドKeePerが増えて、
高効率化がより出来て来たので、
9,000円/人時を越したらSOSを心配するようになってきている。
あるいは、高すぎる人時生産の数字が続く場合、
SOSであると同時に、チャンスのシグナルでもあります。
もっと積極的にリソースをつぎ込むことによって
もっともっと多くのお客様と仕事を受け入れることになって、
売り上げの限界を突破できるチャンスでもあるのです。
逆に、ピンチのシグナルでもあります。
人時生産性が5,000円台にまで下がったままの店は、
店が暇になって、店とスタッフが腐って行く信号でもある。
仕事の数と量の割には人数だけが多過ぎる店舗は、
十分な受け入れ態勢があるのに、お客様が徐々に減ってきた訳で
こっちの都合での「断り」が日常的に横行しているか、
身勝手な受注接客がなっているか、
お客様から見て、ちょっとした見苦しい行為、態度、店舗周り、
いずれにしても、排除すべき要素がその店に存在していることが多い。
いわゆる、私たちが言う「人が多すぎると、すぐに店が腐る。」
これをいち早く見つけるために、
人時生産性の低空飛行は、非常に注意しなければならない指数になります。
ただ、5月から6月にかけては、
いつも、4月に入った新卒新入性が、
一斉に人時生産性計算式の分母にカウントされてくるが、
まだ稼ぐところまで能力が上がっていないので、
一時的にガクンと、人時生産性の数字が落ちます。
まだ人数がカウントされるだけで稼ぐ所まで能力が着いていないからです。