2012年01月06日(金曜日)
2948.純粋に当たり前のことを
元旦は、朝、お屠蘇をいただくことから始まる。
あたりまえだ。
しかし、たった一杯のお屠蘇が、我が酒スイッチを入れることになって、
結局午前中はおせち料理と共に酒を飲んでしまい、
昼からつい眠ってしまう。
しかし昼寝はそんなには続かない。
3時ごろに起き、頭の酔いは醒めているが、
体内のアルコールは残っているので、
車に乗せてもらって事務所の自分の部屋に行く。
いつものパターンだ。
事務所には誰もいないので、
ここぞとばかりに大音量でCDを鳴らし、
ガンガンの音の中で色々な原稿書きに没頭する。
お正月のCDは、このところずっと「ビートルズのアビーロード」である。
この環境は不思議と集中できて、
すごいスピードで原稿が書けるのでつい遅くまで書いていると、
外も事務所も真っ暗になってしまう。
すると帰る時、
自分の部屋からエレベーターまでが暗くて、とても怖い。
元旦から事務所にいるほうが変なので、あたりまえだ。
二日目、三日目も同じようなものだが、
ちゃんと家族サービスも忘れない。
近くの神社に形ばかりのお参りと、映画の一本くらいは見に連れて行く。
お正月の三日間はこれでおしまい。
約二十年前に今の家を建てた最初の十年間くらいは、
会社の人の年賀を迎えたものだが、今は、もう誰も来ない。
正月から、とにかくいっぱい書きたいので、
いつの日からか、元旦から事務所の自分の部屋に行くようになって、
お正月のお年賀を遠慮するようになってから、今では誰も来なくなってしまった。
少し寂しい気もするが、書きたいという欲望が勝って、
こんな形になってしまった。当たり前だろう。
そして四日からは大手を振って仕事を始められる。
そんなしょうもない当たり前ばかりの私だ。
昨日朝一番の飛行機に乗って長崎に行った。
長崎のマツハヤ石油さんが、この年末、
とんでもない実績を上げられている事を事前に知ったので、
熱いうちにぜひお話を聞きたいと思って、お迷惑を承知で押しかけたのだ。
本社に伺い、遠野副社長からいっぱいのお話をお聞きする。
一つ一つがすべて本当にすごいなと思うのだが、
そのすべてが理にかなっていて、
本当に会社とはそうあるべきだと思った。
経営者の端くれでもある私にはとても耳が痛い。
何一つとして奇策はないが、
経営というものをピュアに捕らえれば、こうあってしかるべきこと、
つまり当たり前のことを、
純粋に当たり前のこととして、徹底して実現している。
しかし現実には当たり前であるべきことが、
色々な不純な動機にまみれて当たり前のようには実現されない。
それがむしろ世の中では当たり前になってしまっているところが、当たり前の現実だ。
だから、当たり前のことを、
純粋に当たり前のこととして、徹底してしまっているところが、
この遠野副社長の当たり前ではないところで、
だから、当たり前とはかけ離れたとんでもなくものすごい実績を、
社員の皆さんが、当たり前のように、出してしまった。
ということのようです。本当にすごいのです。
成功の秘訣
「当たり前のことを、当たり前じゃないほど、やる。」
とは、今日の昼、東京での賀詞交換会でお会いした人から聞いた話。
きのう、まさにそれを、自分だけではなく、
社員さん全体に実現しているマツハヤ石油さんを見たばかりであったので、
「深いなぁ~」と思い、
そっくりそのまま、うけうりで書いてしまいました。
明日の飛行機から
マツハヤ石油さんの遠野副社長からお聞きした
純粋を徹底して実行すれば
とんでもないほどの結果が成し遂げられる事実を
具体的に書いていきたい。
明日から急遽沖縄。きっとまた
「当たり前のことを、当たり前じゃなく徹底してやる」
そんな人のお話を聞けるのだろう。楽しみだ。
名古屋→長崎→東京→名古屋、これを二日間で、
そして明日から沖縄。
一見当たり前じゃないよう思えるが、
・・・・・やっぱり、当たり前じゃないかもしれないが、
実際やってみると、そんなに当たり前じゃないこともないのです。
本当です。
今日の昼、宝永山方向からの富士山がとてもきれいに見えました。