去る12月7日、東北に取材出張の際、
仙台市内にあるカメイ株式会社さんのDr.Driveセルフ多賀城を訪問しました。

 

この多賀城SSは、
東日本大震災の巨大津波にまともに被災した地域の真っ只中にあります。

 

津波が押し寄せたすさまじい恐ろしい様子を
多賀城SSに近い「AEON多賀城」から撮ったビデオがYouTubeにありました。
http://www.youtube.com/watch?v=5gELOQf_pMc

 

そして、津波被災の直後の町の様子を撮ったYouTubeのビデオには
2分23秒の最後の5秒くらいの画面に、
この多賀城SSの姿が映っていました。
キーパープロショップの看板がはっきり見えます。
http://www.youtube.com/watch?v=ivYc8GGMhho

 

 

多賀城SSの皆さんはSSの建屋の屋根の上に登って、
難を避け、かろうじて無事だったのですが、
なかなか津波の水が引かないので、
丸一晩、屋根の上で過ごされたのだそうです。
M5～7クラスの激しい余震が繰り返し襲ってくる中、
真っ暗闇の屋根の上の一晩が、どんなに不安であり、長く、恐怖であったのか、
被災しなかった私達には全く想像すら出来ません。

 

そして被災して約2ヶ月後の5月19日、
復興のための社会的な役割を果たすべく、
そして失ったものを果敢に取り戻すべく、営業を再開しています。

 

それから約二ヵ月半後からの夏のキーパー選手権で全国第4位を獲得。

 

特に別な事はしなかったとは安田所長は言うものの、
何気なく全国4位が取れるものではありません。

 

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訪問日時:12/7(水) 13:00〜
訪問先:カメイ株式会社 Dr.Driveセルフ多賀城

 

選手権結果:総合4位(340ポイント)

 

安田店長からの言葉。

 

震災後、意外な需要があった(被災による再施工や、車両購入に伴う施工)。
燃料油の収益は減少しているが、油外収益は増加している。
近隣の法人が津波の影響で激減している。

 

キーパー選手権においては、特別な取り組みはしていない(折込チラシ程度)。
→チラシの反応は良く、新規のお客様も多かった。
震災以降こちらからお客様に連絡を取りづらかったが、
チラシを見たお客様から、問い合わせが多くあり、
私達にも大きな励みになった。

 

「震災から復興する」といった強い意志があった。

 

タイヤの11月実績は800本。
社員4名で運営している(人時生産性:5,000〜6,000円(燃料の売上は別))。

 

手洗い洗車は減少して→コーティングがむしろ増加している。

 

以前は、手洗い洗車のユーザーにピュアキーパーの提案を行っていた。
今は、コーティングの問い合わせに積極的にクリスタルキーパーを提案する。
クリスタルキーパーのリピート率は、震災の影響もあり集計できていないが、
お客様の方から「コーティングして欲しい」といった要望が多く出ている。

 

月一回(月末または月初)、店頭でチラシを配布している(3日間)。
→集中して行わないと、お客様と話をすることもままならない為
声掛けだけでなく見積もりを取る所まで取り組みたいが、中々出来ていない。

 

 

にこにこと、言葉はっきりとおっしゃる話に、
一つ一つ意味を感じて、人間って、強いなぁ。と思った。

 

普通なら滅多に出くわすことのないだろう大災害を乗り越え、
こちらの同情心など一切受け付けない明るい光のような鋼の強さ。
この人はなんという強さを持っているのか。

 

ただ、ただ、すごいと思ったのでした。

 

安田店長

 

 

被災直後のビデオに出てきた多賀城SSの姿が、まるでなかったような見事な復興振りです。

 

 

12月はタイヤとバッテリー、灯油が忙しくて
なかなかコーティングに手が回らないと、
安田店長は残念そうであった。