2011年11月29日(火曜日)
2923.言葉の難しさをまた思い知る
昨日のこのブログの文章をもとに
メールマガジンでお送りしたところ、
「しぶとく頑張っている。」の部分が、
避難されている方々を愚弄する言葉としてお叱りを受けました。
私自身、この言葉が、心を傷つけることになるとは思っていませんでした。
しかし、自分自身が否定的に見れば、
この言葉はたしかに不適切であり、
配慮すべきを、私は忘れていたと思います。
昨日のブログで不快感を持った方に、深くお詫びいたします。
今まで「しぶとい」という言葉を、私は肯定的な言葉であると思っていました。
「土俵際でしぶとく粘って、逆転勝ちした。」とか、
「はげしい戦争の前線でもしぶとく生抜き、家族のもとに生還した。」など、
「しぶとく」の後に来るのは成功につながる言葉であり、
肯定的な文脈の中で使われる言葉と理解していたのです。
しかし、その言葉が相手を愚弄しているのではないかと指摘されてみると、
必ずしも肯定的な意味と響きを持っていない場合があることに気がつきました。
私は、自分が福島の人たちなど被災されている方々の復興を心から願い、
応援する気持ちを人一倍持っているつもりでした。
またそのように行動もしてきたつもりでした。
特に飯舘村の方々にはものすごく親近感を持っていました。
しかし、私の不用意かつ不適切な言葉で皆さんを無用に傷つけてしまったとしたら、
まったくの不本意であり、不覚であります。
このブログもそうですし、メールマガジンにおいても、
多くの人に文章を読んでいただいている者として、
言葉というものの使い方に、正直、自信がなくなりそうになります。
しかし、自分に負けないよう、これからも大胆かつ細心に書き続けたいと思います。
頑張らねばと強く思います。