谷 好通コラム

2011年11月10日(木曜日)

2909.ハスキーボイス寸前

長崎に飛ぶ飛行機の中。

 

私は声がでかい。それに、なぜかよく通る声が出せる。
だから百人程度の会場ならば、マイクを使わなくても、
後ろの人にもキチンと聞こえるような声が出る。

 

キーパープロシッョプ研修会で
新しい技術をお伝えする場合、
たとえば前回の研修会では
各地のトレーニングセンターで20人~30人くらいずつ、
50回から60回に分け、みんなで手分けして研修会を開く。

 

しかし今回は技術の伝達がないので、
多くの会場で、100人前後の方に集まっていただくことになっている。
福島と北陸など地域に行く場合は30~50人の場合もあるが、
ほとんどの場合が100人くらいで、
今日の長崎会場では130人ものご参加をいただくそうだ。

 

今回は11月中に17回の開催があり(10月に1開催、札幌が来年2月に1開催)
基本的にすべての会場に私が行くことになっている。
(不測の急用が入って今回は四国会場に行けなかったが)

 

今週は5日連続で今日が4日目、
“喉”が破裂しそうに痛い。
百人くらいの会場だと、つい、マイク無しで喋ってしまい、
それが何回か続くと、
喋っている途中で突然、喉にズキっと痛みが走って、声が変わり、
それでも無理して喋り続けると
喉がつぶれてシャガレ声になる。ハスキーボイス、浪花節の声だ。

 

ハスキーボイスまでなってしまうと不思議と喉の痛みはなくなる。
自分だけ楽になってしまうのだ。
しかし、ハスキーボイスでは話が非常に聞き取りにくくなる。
つぶれてしまう前に何とか直そうと、
飴をなめたり、タバコを我慢したりする。
それに「マイク」を使って大きな声を出さないようにする。
この間、ずっと喉は痛い

 

一昨日の「横浜会場」では、
せっかくマイクがあったにもかかわらず
約100人の方に、ついまた、マイク無しで喋ってしまい、
話の半ばくらいで喉に「ズキッ」がきて、それからずっと喉が痛くなっている。
喉がつぶれる前の兆候である。

 

昨日の「大阪会場」では、
やはり約100人の方にさすがにマイクを使ったが、
話に夢中になってくると、
マイクを使っていながら、マイクなしモードの声で喋ってしまい、
危うく喉を潰してしまうところであった。

 

今日の長崎会場では、
私の心の師でもある方がたくさんの社員さんをお連れになるので、
なんとしても声を潰してしまわないように気をつけて、
話をさせていただかなければならない。
明日の広島会場も100人近く来られると聞いているので、
痛い喉をだましだまし、
つい大きな声を出しそうになるのをセーブして、
喉がつぶれハスキーボイスになって自分だけ“楽”にならないように気をつける。

 

広島が終わってからの土日に、
富士スピードウェーでスーパーGTのエキジビジョンレースがあるが、
この二日間を沈黙で通せば、
翌週からのまた5回連続の研修会を、
乗り越えられるかもしれない。
やはり喉の耐久力が何年か前に比べると落ちた。
年とったことを言い訳にはしないが、抵抗できない衰えがあることも事実だ。
今は昔ほど講演の類の仕事が多くないので、声帯の筋肉が弱くなったのかもしれない。

 

いずれにしても、
喉が痛い。
飛行機の中でめげそうになるが、
どうせ、現場に立てば、いつものように忘れてしまうのだから、心配はない。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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