2011年10月12日(水曜日)
2888.キーパープロショップ1号店と天の声
全国に現在1,926店舗に成長したキーパープロショップも、
5年前、第一陣のプロショップは30店舗でした。
その第一号店が各務原石油さんの春岡通りSSです。
というより、キーパープロショップの構想そのものが
各務原石油の酒井社長からのアイデアだったのです。
当然のように各務原石油さんも
キーパープロショップの立ち上げ第一陣に加わっていただき、
感謝の意味も含めて、春岡通りSSを
キーパープロショップ第一号店とさせていただきました。
だから、この一号店は、
ただ単に一号店というだけでなく、
その構想から含めてキーパープロショップ発祥の地と言えるのです。
酒井社長は芸大出身でありミュージシャンでもあり、
創造的な考え方が出来るクリエーターで、
私たちは酒井社長からさまざまな啓発を受けてきました。
現実の積み重ねで現状がある訳ですが、
往々にして現実に埋まって目の前だけが見え、
大きく周りが見えなくなっている事が多いものです。
そこをズバッと斬って、広く目を開かせてくれるのです。
ものすごく広くたくさんのことを知っていて、
たくさんのことが持っている本質を見抜く発想を持っているので
「こうすりゃ、いいじゃん。」
「だって、これは、こういう見方も出来て、あれをこうすればいいだけだよね。」
・・・・・・
「う~~~ん、なっとくっ。」と、
こんな感じで会社の舵を大きく取る場面がいままで何度あったでしょうか。
酒井社長の発想と考え方が私達に啓示されなかったら、
キーパープロショップは存在しなかったでしょう。
中に入ってしまうと見えなくなることも、はたから見えることってあるのですね。
だから私たちは、彼の軽いおしゃべりの中にある本質を、
親しみを込めて「天の声」と呼んでいます。
神様の声という意味ではありません。
地面に立っている私達に、
無限の束縛のない天から降ってくるような声という意味です。
たいていの場合、
それは酒を飲んでいる時に発せられます。
酒を飲むと人間は眼前の束縛が失せて自由になれるようです。
あるいは私達も、我欲から来る計算が無くなるからなのかも知れません。
束縛のない自由な発想を、
抵抗なく、へんな計算なく受け入れられて、
それまで全く思いつかなかったようなアイデアを、ふと、得るのです。
何で今までそんなことに気が付かなかったんだろうと思えるような自然な、
それでいて独創的なアイデアが多いのです。
でも、それは独創的であるだけに、
現実に実現するには、
大変な労力と時間が必要な場合もあります。
時には大きな投資を要する場合もあります。
しかし、それを掛けるに価値のあることが多く本当にありがたいと思います。
もちろん、発想とアイデアは事の発端であり、
そこに何十倍ものアイデアを組み立てていって、
たくさんの人が、たくさんの時間を掛けて議論し、
そのまた何十倍の人が動いて、初めて形ある現実になります。
すると事の発端そのものが出来上がったり、
あるいはずいぶん違ったものが出来上がり、
それが素晴らしい結果を出す事も多いものです。
事業とはそういうことの繰返しなのでしょう。
酒井社長には、
そんな「事の発端」を今までたくさんいただいたということです。
事の発端をもらって、私たち自身が判断して、私達の責任で行動し、
結局、全く反対の方向に行ったりすることもあります。
全くうまく行かないこともあります。
それもすべて私達の責任であり、
結果であり、後悔する事はまったくありません。
事の発端をいただいた私達が判断して、自らの責任で行動した結果なのですから。
だからこそ、
今までいただいた私達が得たたくさんの色々な結果に満足し、感謝しています。
でも、本当は、
酒井さんとお酒を飲むと本当に楽しいから飲んでいるとも言えます。
人間大好きで、クリエイティブで、事業が楽しくて仕方がない人間が、
楽しいお酒をいっぱい飲んで、自由な発想で、いっぱい話をすると、
クリエイティブなアイデアが出てくるのかもしれません。
子供が四人いて、芸術家であり、実業家でもあるクリエーター。
キーパープロショップ第一号店、発祥の地でもある各務原石油春岡SSの杉店長と、
プロショップ事務局畠中君、技術開発研究所の増田君。