2011年09月07日(水曜日)
2861.第8回キーパー選手権とアンケートから考えたこと
暑い夏が過ぎて第8回キーパー選手権も終わりました。
各地でそれぞれに熱戦が繰り広げられましたが、
特に熱かったのが東北地方でした。
全国の上位を独占する勢いだったのです。
震災復興にかける意気込みが
半端ではない強い意志の力になっていることをヒシヒシと感じています。
全国の全体としてのレベルもかなり上がっていて、
今回のトップは、
京都の「K’zCorporation @AQUA」の607ポイント。
そして2位が、
福島県の「江戸屋燃料店・会津坂下(あいずばんげ)西SS」の478ポイント。
特に福島の江戸屋燃料店さんは
専門店ではなく本業はガソリンスタンドさんです。
しかも、江戸屋燃料店さんには福島での原発事故被災者の人たちが協力して
力を合わせて勝ち取った結果であり、とても感動しました。
キーパー選手権も完全に別の次元に突入したようです。
キーパー選手権の結果のみならず、
コーティングビジネスの世界が別の次元に移ったのだと考えました。
情緒的なことではなく、根拠のあることです。
上位に並ぶ店舗の施工ポイント獲得内容を見ると、
キーパーコーティングの中心が、
ピュアキーパーからクリスタル、ダイヤモンドキーパーに移ってきているのです。
ピュアキーパーは「洗車」に来られたお客様に、
よりきれいな仕上がりを提供する商品の傾向があり、
三ヶ月毎に繰り返すコーティングでありつつ、洗車の延長線上にありました。
だから、洗車のお客様が多く来店されるガソリンスタンドでより普及したと言えます。
洗車の時間プラス20分程度の時間、
つまり店内でお待ちいただける時間で施工でき、
三ヶ月という比較的早いサイクルでの施工でも、
洗車のついでなら可能であるというガソリンスタンドにぴったりの商品と言えます。
今後も定番品として長く愛される商品でしょう。
対して、5年耐久などのコーティングでは、
どちらかというと「新車を買った時」の施工が一番多く、
中古車を買った時、車検を受けた時など、
車にとって一つの区切りになる時に、
塗装を守ってキレイさを保持する目的で施工されていました。
その点がピュアキーパーとはっきり違うところです。
新車を販売しているカーディーラーさんが圧倒的なシェアを持っていました。
しかし、2011年7月に実施したWebアンケートで、
コーティングに対するユーザーの意識が大きく変化してきたことが解りました。
従来は「新車購入時に施工した5年耐久コーティング」が
圧倒的に多かったのですが、今回の調査ではかなりポイントを落とし、
特に、直近1年の間にコーティングを施工したユーザーだけを抽出して見ると、
車の購入にも車検にも関係のない時期に、
「1年毎繰り返しコーティング」を施工したユーザーがポイントを大きく伸ばしました。
新車の販売が低迷し、
特に今年は震災によって新車の製造が滞ったことも要因の一つにあるでしょう。
「次回の施工はどんなコーティングを?」という今後のユーザーの購買意向では、
完全に「1年毎の繰り返しコーティング」が、「5年耐久コーティング」を越しています。
「気にいった車に長く乗る」傾向が強くなり、車齢が伸びつつある現代、
時代のニーズが、「5年耐久」から「1年毎」に大きく移ってきているようです。
しかしもちろん新車を買った時は、
まだ「5年耐久コーティング」を施工するという常識が
ユーザーの意識の中に根強くあります。
しかしその施工意向場所を見ると
カーディーラーさん一辺倒ではなくなってきているようなのです。
キーパー選手権の結果では、
クリスタルキーパーが普及してきたと同時に、
ガソリンスタンドさんでのダイヤモンドキーパーも増えてきています。
全国のキーパープロショップさんの店舗で、
洗車のついでのピュアキーパーだけでなく、
車を長くキレイに乗るための「1年毎の繰り返しクリスタルキーパー」や、
新車に買い換えた時の「5年耐久ダイヤモンドキーパー」が、
売れる時代になってきているようです。
その流れに
多くのキーパープロショップさん達、
自信と強い意志を持った人たちの努力に、ユーザーが強く反応して、
素晴らしい結果を出してきていると思ったのです。
今求められている商品を、
今求められている人たちが、強く行動したら、
求めている人たちが、強く反応して、大きな成果が出来始めている。
今回のキーパー選手権の結果と、
1年8ヶ月ぶりに行なったWebアンケートの結果を見て、
そんなことを考えました。