2011年06月22日(水曜日)
2813.久々の東京、一番のハッピーの日
一昨日、昨日はずっと本社で朝から会議室に缶詰状態であった。
一日中腰掛けているのはラクチンなようで、
座っている尻が痛くなって来てけっこうつらいものだ。
頭的にもくたくたになる。
それに比べて、今日の久々の日帰り東京出張は、楽しかった。
昼は特許事務所に行き、特許関係の打ち合わせ。
特許に関わる話は苦手ではないが、
いつもとはまったく違う論理で物を考える必要があるので、精神的にはきつい。
わが製品や技術、考え方の独自性(特許)を証明するには、
論理的に組み立てをしていくのだが、
「これって屁理屈だよね。」と自分でも思うような表現が
特許の重要なポイントになることもあって、
通常の論理的回路とは違う部分を働かせなければならない。
特許のことを仕事としている「弁理士」さんは、本当に大変だろうなと思う。
一日中、しかも毎日あれをやるには私の平凡な頭脳ではとても耐えられない。
しかし今日のように短時間ならば、それは楽しい。
それに、特許がうまく行きそうだったのはハッピーであった。
夕方からは東京のキーパーラボに新しく入社する三人の人たちと面談。
元々ラボであるバイトさんをしていた人が二人、まったく新しい人が一人。
面接ではないので、改めて聞くようなこともなく、
自分が思い立ったことをしゃべって終わり。
これはこれで楽しかった。
新しい仲間と話しをしているだけハッピーであった。
今年は4月に19名の新入社員を新卒者中心に受け入れ、
7月に中途入社の人たちが9名入ってくる。
特に7月入社の人は色々な年齢層と経歴の持ち主が多く、面白い。
8月初旬に「キーパーラボ 豊田店」のオープンを皮切りに、
9月から10月には愛知県大府市共和に本格的な鈑金工場を立ち上げ、
今現在は、足立店のコーティングブース増設の改修工事が始まっており、
年内にあと2軒、関東にキーパーラボ店舗立ち上げを予定している。
今、スタッフの増員を本当に急いでいるのだ。
三月の大震災で、実績的に三月はやはりある程度沈んだが、
四月にその反動で大きく伸び、
五月は順調なスタートを切ったものの終盤で失速した。
六月は梅雨らしい長雨で沈み気味だが、夏至の今日を境に挽回を図る。
来月七月は、どんな月になるだろうか。
忙しくててんやわんやになることをみんなが期待している。
しかし、八月はいやがおうでも大変な賑わいになりそうだ。
昨年の八月「第6回キーパー選手権」で、かなりの数のクリスタルキーパーを施工し、
その1年目のリピートがやってくるので、
昨年以上のクリスタルキーパーを施工させていただくだろうし、
暑いさなかの豊田店オープンは、
みんながよほど力を合わせなくてはならないだろう。
豊田店オープンには、いつもの静かなオープンではなく、
スタートダッシュをもくろむ秘策の企画が練られている。
暑いし、熱くなる八月になるのだろう。
しかし今年の夏が
去年のように記録的な暑さになったらこれはきついだろう。
特に関東は電力不足が深刻で、
好きなようにエアコンを効かせることも出来ず、
熱中症の発生が驚異的な数になるかもしれない。
中部地方でも浜岡原発が停止しており、電力不足は他人事ではない。
今まで原子力発電で豊かで快適な電気に頼った文化生活を享受してきて、
ここに至って、原子力発電が危ないと止めてしまった。
しかし原子力発電をここまで推進してきたのは、
私達市民が自らの判断で選んできた政治の方向であって、
私たちは被害者ではない。
震災に連動した原発事故は、
我々の選択の結果で起きたものであり、
原発事故は自分と反対側にいる政治家の仕業ではないのだ。
過去において
原子力発電を推進する政治家を私たち自身が選び、
原子力発電の推進の施策を支持し
しかも、、その原子力発電の恩恵を受けてきたのも私達自身である。
だから、その原子力発電が止まって、
電力不足になって不便になり、私達が背負う不快は、
私達が被害者であるからではない。
過去において私達が選択した結果なのだということを忘れてはいけないだろう。
なんでも政治家のせいにして、
いつも自分たちは被害者であるような言葉を発し続け
悪質なクレーマーみたいなある司会者がメインの朝のワイドショーが私は大嫌いだ。
あれを正義ぶった下劣な番組と感じている人は多いだろう。
だから、私はあの局のチャンネル自体を見なくなった。
私はその裏番組の7時52分の「今日のわんこ」を見るのが楽しみになって、
そして、その続きの58分からの星占いを見るようになった。
朝っぱらから、
正義ぶって自分たちは被害者と政治をののしるばかりの番組よりも
可愛いわんこと他愛もない星占いでも見たほうが、
うんと爽やかでいい。
今日、私の「うお座」は、一番のハッピーであった。
だから、今日はこんなにハッピーだったのだろうか。
名古屋に帰る新幹線の中でこれを書く。
東京、新小岩の新東京とレーニンセンターからの帰りのスカイタワー。
明日も晴れて、あさっても晴れて、
そのままうっかり梅雨が明けてしまってくれるような気がした。