2011年06月03日(金曜日)
2799. 30日モジュールシステムinヨーテボリ
Göteborgとは「ヨーテボリ」とスウェーデン語で読む。
ドイツ読みをすると「ボーテブルグ」となるそうだ。
ヨーテボリは首都ストックホルムに次ぐスウェーデン第2位の港湾都市で、
人口52万人とWikipediaに書いてあった。
今回はSONAX本社にて
色々なケミカルの性能向上などを議論し、
実験し、検討することが主目的であった。
そとて、もう一つの目的が
スウェーデン・ヨーテボリにモジュールシステムという会社に行って、
移動式の洗車コーティングの機械とケミカルをセットした「ラボ・カー」を
考えるためと、ケミカルや道具などを乗せるための移動式ラックを検討すること。
それはそれとしていい成果を得られ良かったのだが、
それ以上に素晴らしかったのはスウェーデンの自然だ。
針葉樹を中心とした深い森が延々と続く。
小さな湖、あるいは大きな池か、美しい水面と湖岸が時折現れる。
道路の標識に「動物の飛び出し注意」とあった。
どんな動物が飛び出すのか聞いたら、
「狼とかムース。大きなムースは体重500kgあります。」と言われた。
自然が最も残っている国の一つなのだろう。
日本の国土よりもどれくらい広いのか知らないが、
広大な森の国に全体の人口はたった980万人と聞いた。
うらやましいとは思うが・・・・、うらやましいと思うだけで、
私はやっぱり日本がいい。
なんて思ったのは、日本を離れてたった30時間くらいでもうホームシックか。
モジュールシステムの工場は最新の工作マシンが清潔な環境で効率よく動いていた。
特に変わったところがある工場ではないが、
良い品質を安定して供給できる工場であることは確認できた。
このモジュールシステムは面白い仕組みを持っていて、
工夫次第では非常に使いやすく高い質感ものが造れるだろうと思った。
今後何度かのやり取りとサンプルの製作、実際に使ってみての検証の後、
この仕組みを取り入れるかどうかを決定することになる。
いずれにしても今年中にはモノになるかもしれないという長い検討が必要になる。
ヨーテボリ街角のレストラン
迎えに来てくれた車はやはりボルボであった。
町のど真ん中をこんなでっかい農耕用の車が走っていた。
モジュールシステム社の本社。ヨーテボリの街中にある。
本社に接続して「サービスセンター」がある。
サービスセンターは全土に何十箇所かあるそうだ。(数字を忘れた)
モジュールシステムをバン車に組み入れ設置したところ。
一台一台組み入れ設置していく。
こうやって年間6,000台造っているそうだ。
据え置き型のモジュールシステム。
なかなかカッコいい。
本社から約100km離れたところにある工場に出かける。
ヨーテボリ市内は、自転車がいっぱい走っていた。環境配慮なのだろうか。
国全体が岩盤で出来ていると言うスウェーデン。
古い建造物がそのまま残っているのは、ヨーロッパの共通したところだ。
こんなハイウェー(無料)を時速140~160kmくらいで走る。
田舎道に入るがここも時速100km以上が当たり前で
時には時速120km以上で走る。
通行量がほとんど無いから出来ることだ。
しかも、運転する彼は、
1時間半の行程の80%をこうやって電話をしていた。正直言って怖かった。
昼ごはんのレストラン。
澄みきった「空」。
モジュールシステムの幹部たちと。
道路には必ず鉄条網で柵が作ってあった。
動物が豊富なので、危険だからだそうだ。
湖がいくつもあって、とてもきれいだ。
典型的な牧場の景色。
湖。
ヨーテボリでのスケジュールが終わって。
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午後6時30分の飛行機にヨーテボリの空港から乗り、
ドイツ・ミュンヘンに到着したのは午後8時過ぎ。
ミュンヘンでも日暮れはとても遅く、
夕日が沈んだのは午後10時近くになってからだった。
空気が澄んでいるので夕日もとても美しい
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