2019年11月29日(金曜日)
11.29.三つの手洗い洗車コース
洗車で来られるお客様は半数以上の全体の70%であり、
そのお車に対する仕事量は、全部の仕事の内約50%ですが、
でも、その結果の売上げは全体の30%でしかない。
それに対して、
KeePerと何かを買って行かれるお客様は全体の30%でしかないが
その車に対する仕事量は全体の仕事量の約50%であり、
その結果の売り上げは全体の70%もある。
これらは店舗によって大きく変わり、
あるいはその月のお天気によっても大きく変わりますが、
大まかにいうと、そんな傾向があります。
ならば、
洗車をやめてしまって、KeePerだけをやっていれば、
今よりも30%だけのお客様を受け入れて、
つまり30%の家賃の店舗で
半分の仕事量、つまり半分の人件費を払って、
70%の売上げを上げていれば、利益は倍増しそうだ。
つまり、儲かる仕事ばかりをやっていれば、
楽して儲かって、楽ちんで良さそうだ。
しかし、現実はそうは行かない。
洗車という日常の仕事を喜んでやっているからこそ、
年に一回、あるいは三年に一回のKeePerコーティングがあるのだと思う。
言い方を変えると、洗車のようなベーシックな仕事がキチンと出来るからこそ、
KeePerコーティングのような高度が仕事を任せられる。
いずれにしても、
洗車を喜んでやらせてもらっているからこそ、
KeePerもやらせていただいている事は、自然に判る。
だから、洗車一つでも、気合を入れてやれるのだ。
店長会議での技術コンテストは、
実は「洗車」。
洗車にこそ車のキレイの原点があり、
洗車が上手く出来るからこそ、KeePerも上手く出来る。
根性論ではなく、原則論だ。
しかし、洗車は洗車機でもできるし、誰でも出来る。
だから洗車は安い。
付加価値の高いダイヤモンドキーパーや、
今評判のWダイヤモンドキーパーなどは、
高い評価と評判で、どんどん施工台数が増えています。
だから、平均単価も上がって入るが、
洗車の平均単価が低いままでは、全体の平均単価には限界がある。
お車を新車で買った時に、
純正コーティングを施工して、洗車機の使用を制限されたり、
駐車環境を制限されながらも、
撥水効果の低下にあって疑心暗鬼に陥ったりしている。
それでも、せっかく何万円も払ってやったコーティングなので、
洗車しか出来ないでいるお客様がいる。
そんなお客様の為に考えたのが「ミネラルオフ」
コーティングはその被膜表面がどんなに撥水力が強くても、
水道水などに含まれている無機質のミネラルが、
表面で乾燥して膜になると、無機質=親水なので撥水が妨げられる。
(これを我々は撥水阻害被膜と呼んでいる。)
KeePerならば、その表面がレジン被膜になっているので、
マイクロファイバークロスにレジンを染ませたもので、
洗車時の水滴の拭き上げをやれば、
レジン膜とレジンにミネラル膜が挟まれて
パリパリッとミネラル膜が剥がれてしまう。
これを「ミネラル取り洗車」と呼んで、
日常的なケアとしてよく行われている。
二重被膜のKeePerコーティングならでは出来る技だ。
しかし、
他のカーコーティングにはそんな芸当はできない。
レジン膜を持っていない他のカーコーティングには
ミネラル膜がしつこくくっついていてそう簡単には改善できない。
そこで、非常に軽い、特殊なコンパウンドを採用して、
「ミネラルオフ」という変わったクリーナーを造りました。
これは、レジン層を持っていないコーティングでも、
(KeePerのようにレジン層があるコーティングでも)
洗車した後、水滴を拭き上げないまま「ミネラルオフ」を一様に塗って、
乾いて、拭き上げるといった作業で、
頑固なミネラル膜を簡単に除去することが出来て、
コーティング皮膜を露出して、
ツヤと撥水をコーティグしたての状態に取り戻すことが出来ます。
ただしコーティングのように分子同士が結合した被膜を造ることは無く、
保護効果は無いのでコーティングとは言えません。
この作業は、手洗い洗車をする時間とさほど変わらない時間でやることが出来、
コーティングというより、むしろ洗車の一種ということが出来ます。
このことから
「ミネラルオフ」を手洗い洗車の一番上のグレードの商品と位置付けました。
そして、三つの手洗い洗車のコースとして新しい企画を造りました。
新車を買った時に高いカーコーティングをすでにしているので
どうしてもKeePerコーティングはせずに
洗車しかしないお客様に、
そんなお客様にも、単なる洗車以上の満足を得られるように。
「純水」の装置を持っている店舗、およびLABO用。