谷 好通コラム

2011年05月14日(土曜日)

2785.韓国の会社、ALLES

韓国ソウルで、
韓国のALLES社のSONAXとKeePerのダブルブランドの店舗、
洗車とコーティングのクィックサービスを提供する店舗の
オープニングセレモニーに参加した。

 

これまで韓国とはあまり縁が無かったのだが、
ALLES社がSONAXの総代理店として活躍する中で、
私達のキーパーラボとキーパープロショップのビジネスモデルに注目して、
部分的にではあるが、この会社とコラボレーションを持つようになった。

 

ALLES社が韓国においての標準的な会社であるかどうかは知らないが、
この会社とのお付き合いの中で、私は韓国の会社に対する見方が変わった。
韓国は日本に追いつき、越えた部分もあると感じたのだ。
ALLESでは社員全員が英語を読み、書き、話すことが出来る。
日本では、英語教育は子供の時から学校で大変長い時間を使うが、
大人になってからの実際の生活の中で、英語を読み、書き、話せる人は非常に少ない。
小・中・高校での英語が一貫して大学”受験”のための英語であって、
実用としての英語とはまったく違うからではないだろうか。
いずれにしても、
この会社の人はすべて英語が堪能であり、
英語が使える人は二人しかいない我が社とはえらい違いである。
これからのビジネスがグローバルな活動を必須であることを考えると、
社員すべてが英語を使えることは、それだけですごい戦力になるだろう。

 

 

韓国の会社ALLES社は、
それだけではなく大変信頼が置ける会社である。
約束をきちんと守る会社である。
ビジネスの世界において、これほど重要で大切なことは無いのだ。
やると言ったことはやる。
しかし何かのアクシデントでやれなくなることがあったら、
そう判断した時点で前もってこちらに連絡をしてきて、
それに伴ってこちらに余分なコストがかかるようなら、それを支払うと言ってくる。

 

こんなことは当然のことで当たり前のことであるが、
これが出来ないような企業が国内外問わずに意外と多いのだ。
いったんした約束でも、
その時になって、目先の損得でその約束を守らなかったり、
期限をズルズルと引き延ばしたり、一部しか守らなかったり、
その理由を後で言ってきたりすることは、多くはないが少なくも無い。

 

会社が成長しようとするならば、
「約束を守る。」のは、最低の条件だ。

 

相手が約束を守るかどうか分からないまま、
その会社との仕事に投資をしたり、力を尽くしたりすることはできない。
相手が約束を守ることを前提にしているからこそ、
その会社との仕事に全力を尽くせる。

 

ALLES社の立派なところは、
新しい知識と、ビジネススタイルを敏感に取り入れ、
かつ、自分たちの国のニーズにフィットさせる力があるところだ。
それも高いレベルで。

 

新しいSONAXとKeePerのダブルブランドの店舗は、
私達が見習うべきところが多々あった。
7月中旬オープン予定のキーパーラボ豊田店に早速取り入れてみようと思った。

 

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    谷 好通

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