2011年01月18日(火曜日)
2705.その1キーパーコーティングと「ピュアキーパー」
今日はちょっと文章が書けないので、
一昨日の「雪ごもり」で書いた一つの原稿を、
このブログで紹介します。
非常に長い原稿ですので、何回かに分けて掲載いたします。
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[キーパーコーティングの考え方]
キーパーコーティングは17年前、
1種類のポリマーコーティングとして誕生しました。
現在は、三ヶ月サイクルで施工するポリマーコーティング「ピュアキーパー」と、
一年サイクルで施工するボディガラスコーティングの「クリスタルキーパー」、
五年サイクルで施工し、一年サイクルでメンテナンスを必要とする
「ダイヤモンドキーパー」、
そして特殊な親水系の「アクアキーパー」があります。
アクアキーパーは特殊で少し別なのですが、
ほかの三種類は「車のアンチエイジングのためのコーティング」として、
同じ考え方の基に造られ施工されています。
その基本となっている「塗装面改善の方向性」の理論は、
17年前に一つの特許として登録されました。
その特許が根拠になって
2007年度「グッドカンパニー大賞・新技術事業化推進賞」をいただいています。
またこの考え方を、現在の主流であるボディガラスコーティングに反映させ、
新しい技術を盛り込んだ新たな特許が現在申請中です。
[最強の塗装よりも強いコーティングはない]
現代の車に施されているいわゆる「塗装」とは、
車を錆などから守り、車としての美観を作り出す意味では現状で最高であり最強です。
何層もの塗料が一体となって硬化している塗装よりも、
後から手塗りなどで上乗せしたコーティング被膜のほうが強いとは考えられません。
それは攻撃要素によって塗装より強い無機質のボディガラスコーティングも同じ事で、
あらゆる環境に対する耐候力、美観、復元力、修復の利便性など
総合的なバランスにおいて現代の塗装が最強であると言えます。
[それでも塗装は、傷むことを完全に防ぐことは出来ない]
塗装は自然環境の中で破壊力の強い紫外線に晒され、
PH5.5にまで下がっている酸性雨を浴び、
塗装に食いついて美観を大きく損ねる「ミネラル」をたっぷり含んだ黄砂の黄色い雨は、
春先だけのものではなく年間を通して降るようになっています。
また、走行中の空気やホコリとの摩擦、
洗車ごとに塗装はブラシや手で擦られ、
最強の塗装であっても年々劣化していくことはなかなか防ぐことはできません。
どんなに健康な人間でも止めようもなく年齢が進み年老いていくことと似ています。
しかし、人間にもアンチエイジングとして
老化を緩和するたくさんの方法があるように、
車の塗装にもアンチエイジングの方法はあります。
[コーティングとは塗装の身代わりとなって傷む「犠牲被膜」]
私達の考え方は、
コーティングは塗装保護のための「犠牲被膜」と考えることです。
塗装の上に被せられたコーティング被膜は、
塗装の身代わりとなって紫外線を受けて傷み、
塗装の身代わりとなって酸性雨を受け、黄砂を含んだ雨を受けてミネラルを受け止め、
塗装の身代わりとなってあらゆるものからの摩擦を受け、
塗装の身代わりに傷み汚れます。
コーティングとは「傷むこと」が本来の役割である「犠牲被膜」と言えます。
[コーティングは容易に入れ替えられることが重要な要素]
そして重要なのは、
塗装の身代わりとなって傷んだコーティング被膜を、
再施工やメンテナンスによって
容易に入れ替えが出来ることがコーティングの大切な要素です。
ここが「コーティング」が「塗装」と最も違うところなのです。
コーティングとは塗装に被せる頑強な「よろい(鎧)」ではなく、
柔軟であり傷んだら着せ替えが効くような「ウェットスーツ」の役割と似ています。
最も大切にすべきは新鮮な塗装であって、
コーティングはそれに勝るものではなく、
塗装の上で自らが犠牲となって傷み、汚れ、
定期的に入れ替えられるべき犠牲被膜だからこそ、
コーティング本来の役割を果たせると考えます。
[三ヶ月で被膜の一部を入れ替えるピュアキーパー]
ピュアキーパーはいわゆるポリマーコーティングであり、
いわゆるポリマーコーティングの被膜の塗装保護能力自体はおおむね1年内外であり、
非常に長い持続期間を標榜したポリマーコーティングが多い中で、
ピュアキーパーは、いかなる車の使用状況、環境であっても
きれいな状態を維持できる期間と、
「犠牲被膜」の考え方から施工サイクルを三ヶ月と設定しています。
三ヶ月間に塗装の身代わりとなって傷み、
表面が汚れたピュアキーパー被膜を、
三ヵ月後に、全く同じコーティング剤で作業することによって
被膜の一定部分を入れ替え、
常に新しいコーティング被膜が表面に出て美観を維持します。
繰り返し施工することによって塗装本体を、
紫外線や酸性雨などと遮断して塗装を守り続けます。
昔からあるいわゆるWAXは、
油性分を持った汚れがWAX膜の中に浸透するので、
汚れを取るためにはWAX全体を除去せねばならないので、
繰り返すたびに塗装を直接摩擦することになって、
塗装を徐々に傷めていく宿命を持っています。
しかし、ピュアキーパーのポリマー被膜は連続した緩い分子結合を持っているので、
油性分を持った汚れでも中に浸透せず表面にとどまるため、
被膜全体を除去することなく一定の部分を入れ替えること、
つまり直接塗装を摩擦することなくコーティング被膜を更新することが出来ます。
また、繰り返し施工することで
被膜が強化され塗装表面の凸凹が修正されて
美観が改善されたように見える効果があります。
この仕組みが「塗装面改善の方向性」として17年前に特許となって登録されたのです。
[ノークレームで年間300万台の実績]
その施工は、常に水を使いながら行う独特の方法であり、
あらゆる環境の中で、約40分(洗車の時間も入れて)という短時間
(お客様が店内で容易に待てる時間)で終了します。
主にSSで施工されている手軽なお車の手入れの方法であります。
塗装の保護能力は高く、
繰り返して施工されるお車の塗装は新車同様のツヤを保持し続け、
長年のリピート客が非常に多いのが特長です。
現在、全国約8,000箇所の施工店で、
年間約300万台の施工実績を持つロングセラーの商品であり、
年間を通じてノークレームを実現しているのが強みです。