2010年12月14日(火曜日)
2678.ホテルから出ず、飲まず、このまま寝る
毎年恒例の年末のご挨拶巡りが始まった。
日ごろお世話になっている方々に感謝の気持ちをお伝えに行くことと、
この機会にたくさんの人とお会いして、
たくさんのことをお聞きして、お話しができると、毎年ものすごく楽しみなのだ。
しかし、スケジュールそのものはかなり過密であり、
無理をして体調を崩したりすると、
せっかくの機会を台無しにしてしまうので、特に今年は気をつけることにした。
まず、出かけた先々で、毎日飲んだりしないこと。
これは、みんなと飲むのが大好きな私としては最もつらいことであるが、
体に無理をかけない最も重要なポイントでもある。
今日も名古屋で何件かのお客様に伺ってから、
夜8時過ぎに新幹線で東京に向かったが、
列車の中で駅弁を食べ、ホテルに10時過ぎ到着しても、
缶ビール(大)を1本飲んだだけで、おとなしくこれを書いている。
東京にやってきて、そのままホテルに入り、外に出ず、飲まず、
多分これを書いたらそのまま寝てしまうなんて、
ひょっとしたら初めてかもしれない。
昨日の朝、病院に行った。
会社のすぐ近くにある耳鼻咽喉科。
のどの奥、
のどちんこの右側に何か赤黒い丸い腫れ物のようなものを見つけたのだ。
何ヶ月か前からタバコを吸い過ぎた時などに、
その部分に傷がついているかのようにシカッと痛み、
気になっていたので、先日、鏡でのどの奥を見て、
その赤黒い腫れ物のようなものに気がついた。
「これってひょっとしたら癌じゃないのか?」なんて、
すごく不安なって、スケジュールをこじ開け、耳鼻咽喉科に行ったのだ。
耳鼻咽喉科の先生に内視鏡まで使って調べてもらったが、
結果は大丈夫であった(!)。
“副扁桃”というもので、
「よかったら、カンシで挟んでピッと引っ張れば取れますが、取りましょうか?」
と先生に言われたが、
「いや、今度にします。心の準備をして・・・」
と言い、逃げ腰になったら、
「心の準備なんて要らないですよ、ピッと引っ張るだけですから・・」
「すいません。申し訳ないんですが、今度に・・・」
と勘弁してもらって、すごすご帰ってきた。
本当にほっとした。
私の親父が60歳代で喉頭がんになったことがあった。
私もその年齢に近くなっているので、「ひょっとしたら」と思ってしまったのだが、
今回は、その可能性はないそうだ。
ものすごくほっとした。
しかし、先生がいわく、
「私達は、喉に何か異物感があると言われると、
タバコを吸っていない人ならば、何かな?と思って診るのですが、
あなたのようにタバコを吸っている人ですと、癌か、そうでないかを、考えて診ます。」
こう言われると、
真剣に「タバコやめようかな・・・」なんて考えてしまった。
と言いつつも、
病院を出て、車に乗って、タバコを吸いながらそう考えた私は、
典型的かつバカな「言行不一致」である。
しかし、先生が続けて言うには、
「あなたはそろそろ癌年齢に入りますから、気をつけた方がいいですね。」だそうだ。
・・・・・・・・・
・・・・・・これは本当に考えてしまった。
少なくとも、
無理をしない。無茶をしない。
本当にそうしなければいけないなと思い、
これを書き終わったら、本当に寝ようと思っているのだ。
なんちゃって、
しかし、私はこれをタバコを吸いながら書いている。
私は、こういうことに関して、本当にだめな部類の人間なのかもしれない。