2019年10月18日(金曜日)
10.18.リンダが脱臼した上に骨折していました。
我が家の天使リンダは、
猫のチーちゃんと大の仲良しで、
リンダはチーちゃんの食べ残しを嬉しそうに食べるし、
チーちゃんも偏食の癖に、リンダの食べ残しは平気で食べます。
リンダとチーちゃんは追っかけっこも大好きです。
普段ののんびりした様子からは想像できないようなスピードで追っかけっこをして、
追いついたら、相手をつかまえたり、相手に襲いかかったりするわけではなく、
追いついたらそのまま追い抜かして、
順番が逆になって、追いかけっこが続きます。
だから、追いかけっこというより、追い抜きっこと言った方が正しいかもしれません。
部屋中を、何があるかも構わず、
ドタンバタンと全速力で走り回ります。
やる時はしばらくやっています。
昨夜もそうでした。
でも、いつものことなので、全く気になりません。
しかし、昨夜、
玄関の方から全力で走ってきたリンダが、
居間の壁の手前で急ブレーキして、方向転換しようとした時、
ガクッとずっこけたのです。
と同時にギァウギァウンと、
今まで聞いたことのない凄まじい悲鳴のような声を出して、倒れた。
直観的に骨が折れたと思った。後ろ足か?
しかし、連れ合いがすっ飛んできて、
さっと前足を持って、上に上げて、リンダの体をぶら下げている。
リンダは痛がって、もつと凄まじい悲鳴とうなり声を出して、
ギャギャギャギャと連れ合いの手に噛みついている。
連れ合いは「痛いっ」と声を出しながらも持った手を放そうとしない。
何が何だかわからないが、
何とも凄まじい情景が十秒か、二十秒か、1分を過ぎたのかよく判らないが、
ふいに、
リンダが泣き止んだ。
連れ合いがリンダを抱いて言う。
「見たら、リンダの前足が変な方向を向いていたので、脱臼だと思った。
脱臼なら、赤ん坊なら手を持ってぶら下げるといい、と育児で習った。
だから、リンダの手を持ってぶら下げたの。
泣き止んだから関節がはまったみたいだね、」
リンダに噛まれていた手の親指の爪の部分に穴が開いて血豆になっていた。
私はその穴に消毒液を垂らすしかできなかった。
昔から女は痛みに強いと言うが、
改めて、いろんな意味で女性には”かなわないな”と、思い知らされたのでした。
その夜、リンダはおとなしく、でも、尻尾を振るでもなく、舐めるでもなく、
ただじっと我慢しているかのように、寝返りを打つのがやっとのようだった。
添い寝をした連れ合いが言うには、
「ずっと目を開けていて、一度も寝た様子はなかった。」そうだ。
鳴かぬまでも、きっと痛かったのでしょう。
一睡もせず、痛みに耐えたリンダの一晩、
何か生き物の尊厳に触れたような気がして、つい、リンダを尊敬してしまいました。
次の日の朝いち、
近所のいつもの動物病院に連れて行って、
レントゲンを撮ってもらったら「右足の肘の骨が折れていますね。」と若先生が言う。
昨夜、走り回っていて肘の関節に無理な力がかかった時に脱臼して、
連れ合いがぶら下げたので関節がはまったが、
脱臼した時に関節の中を骨折したようだ。
全治一か月のしばらくギプス生活のリンダのようです。
写真は、脱臼した夜、落ち着いてから連れ合いが撮ったもの。
右前足は下に着いているが力が無い。
しばらく私達も寂しくなるし、でも、一番つまらないのはチーちゃんでしょうか。
まだ元気なころに撮ったリンダ。
早く、また、こんなかわいい笑顔が見たい。