2010年10月16日(土曜日)
2632.愛すべきちょっと空気が読めない人
少し前話の続きで、
文章の最後の方に「本気でお客様の気持ちを思えば・・・」とあった部分は、
むしろ「自然にお客様の気持ちを感じる人には・・・・」とすべきだったかもしれない。
相手の気持ちを自然に分かることが出来るかどうかは
人によってかなり違う。
ごく自然に出来てしまう人もいれば、
なかなか出来ずに苦しむ人もいる。
こういう「人のことを感じることが出来ない人」を
俗に言う「K.Y. 空気を読めない人」というのかもしれない。
これはその人の相手に対する思いやりがないとか、
価値観が違っているとか、能力が低いとかの問題ではなく、
ある意味、その人の個性なのだと思う。
すごく真面目で、家族思いで、
仲間を大切に思っている人で、
真剣にお客様を大事にする気持ちを持っていて、
仕事の能力も十分に高いのに、
何かの拍子に「こいつ空気読めない奴だなぁ」と思うことがある。
こういう人は、
普段はお客様のことを十分に思った会話ができているのに、
何かイレギュラーなことがあると、
突然、自分本位の言葉が出てしまって、
お客様の怒りをかってしまうことがある。
こういう時、本人は自分の言葉の何がお客様を怒らせてしまったのか解らないでいる。
あわてて周りがカバーして、
後で、なぜお客様が怒ったのかゆっくりと話してやると、
本人もすぐに理解できるが、悪気があった訳ではないので、
かわいそうなくらい落ち込む。
こんなパターンを何度となく繰り返すスタッフがいるが、
そういう人はたいていすごく真面目で、
人間的にも信頼でき愛すべき人間なので、どうすればいいのか本当に困ってしまう。
文中の愛すべき人とはまったく関係ないが、
この人は、あらゆる人に対して善意しか持たない本当に良い奴で、
みんなから好かれている。
が、ほんのときたま、
「こいつちょっと空気読めないとこあるかな」と思わせてくれる我が愛すべき増田君。