谷 好通コラム

2010年10月04日(月曜日)

2623.少ないからこそ大切にする

 

10月から11月にかけて行われるKeePer PRO SHOP研修会のために、
先々週から先週にかけて、浜松、岡山、福山、弘前、福島と取材に行ってきた。

 

パソコンが壊れたのは最終の福島での取材が終わって、
仙台空港から中部空港に向けて飛んでいた時。
だから、その間に書いたものはすべて消えた。
ハードディスクの読み取りがうまくいって復活することを願うばかりだ。

 

今回の取材旅行はかなり強行軍であったが、なかなか中身の濃いものになったと思う。
特に最後の二日間の東北の小都市である青森・弘前市から
福島県の人口1万6,000人の川俣町、
1万2,000人の大熊町というとても小さな田舎町での取材で、
ひとつの結論が見えたような気がした。

 

まず㈱弘善商会さん

 

弘前市は人口18万人。
その経済圏は約33万人と弘前市のホームページにあった。
その中で、八月に行われた今回のキーパー選手権において
400店舗近いプロショップがある北海道・東北・信越・北陸の大きなブロックで、
ベスト30の中に8店舗を入賞させた「弘善商会さん」の幹部の方が
私たちにおっしゃっていたことを元に、
私になりに解釈。

 

「私たちはこの小さな町で生きていくわけだから、
一人一人のお客様と密接に関わって
その関係を大切にしてリピートにつながなければならない。
そのためには”生きた会話”が何より大切だ。
セリフのようなマニュアルトークは不必要どころかむしろマイナスになる。

 

お客様との生きた会話ができるようになるには、
その商品に対する知識と技術が絶対に必要だ。
だから、勉強会を頻繁行い、練習もしっかりやる。
店長からスタッフ、アルバイトさんに至るまで全員しっかり勉強してもらう。
お客様は実に千差万別であって、
しっかり勉強してあらゆるお客様の質問に応えられなければ信用してもらえない。
セリフではかえって不信を抱かせるだけ。
しっかりと自信を持って会話させていただくことによって初めて施工につながる。

 

そして沢山のお車を施工させていただき経験を積んで知識と技術を深める。
すると、一人一人に商品に対する「自信」がもっとついてくる。
自信を持って、お客様としっかり会話すれば、
お客様はスタッフを信用してくれ施工させてくれるし、
しっかりした技術で、しっかりした施工を行えば、
必ずお客様は喜んでくれる。
そして普段の会話で施工後のサポートをしていけば、リピートしない訳がない。

 

この小さな町できちんと生きていくためには、
お客様がきちんとリピートしてくれる商売をすること以外にはない。
されにはまず勉強であり、自信を持つことであり、お客様との会話に尽きる。」

 

大納得である。

 

 

 

パソコンが三日前に壊れて、途中書きであった原稿が全部ぶっ飛び、
はじめから書き直しているものがあって、
なかなか沢山書くことが出来ない。

 

浜松でのこと、広島・福山でのこと、
このブログで書きたいことは山ほどあるが、
もうちょっとでいつものペースに戻るので、そうなったらいっぱい書きたい。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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