2010年08月27日(金曜日)
2595.猛暑と関東と中部、猛暑特需と一般需要減の関係
実は今、「KeePer LABO 快洗隊」に異変が起きている。
関東のKeePer LABOの店舗が、この8月、
一様に前年同月比で130%台以上の実績を上げ好調であるのに対して、
中部の店舗が、前年同月比で60%~80%くらいの実績で低調なのだ。
もちろん前年にオープンした新規店では、
オープンしたばかり前年同月に180%以上の実績を出してくるのは当然だし、
岡崎店、大府店、刈谷店など踏ん張っている店舗もあるが、
それを差し引いても、関東の130%、中部の75%くらいで、
その違いは歴然としているのだ。
これはごく最近の現象なので、
単に天候などの違いで、たまたまのことなのか、
それとも何か決定的な要素が、この現象を作り上げているのか、
今の段階で深刻に考えるべきではないのだろうが、気になる。
しかし二つの地域において明らかな差になっているのが、
インターネットからの新規ご来店が、関東の方がかなり多いこと。
新規来店は「通りがかり」「チラシを見て」「知人からの紹介」「インターネット」など
それぞれの店舗によって違う傾向があるが、
関東ではインターネットで見たからという新規のご来店が新規全体の60%を越す。
以前からその傾向はあったが、
最近、それが顕著になってきているのだ。
猛暑によって家にいる機会が増えて、
インターネットを見ることが多くなっているのかもしれない。
インターネットは全国どこでも共通のもので、
やはり人口が圧倒的に多い関東ではインターネットをご覧になる人の絶対数が多いはずだ。
それに対してキーパーラボの店舗は、
関東が現在8店舗であり中部は13店舗と、中部が多く関東が少ない。
インターネットをごらんいただいた新規のお客様のご来店数が、
関東のほうが多いのは、単純な計算からしても当然だ。
それでもクリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパーなど
今後、KeePer LABOの中心商品になってくる商品については、
関東の店舗が、中部の店舗にやって追いついたところで、
三ヶ月ごとに繰り返すキーパーコーティングの基本であるピュアキーパーは、
依然、中部が関東よりも多く施工されている。
今後、関東でもっと成功したいと思うならば、
Webサイトの充実と、インターネットならではの有効な施策が必要になってくる。
中部ではより地元密着型の施策が必要になってくるだろう。
さらに、両方の地域、八日市、新涯、北神戸などほかの地域においても、
店舗としての基本である「お客様のための店作り」を、
初心で見直し、ゆるんだ部分をしっかりと引き締め
構築していくことが絶対に必要である。
もう一つ、気になることを聞いた。
ある広告関係の人がおっしゃっていたこと。
「“通販”の売り上げが、この夏、かなり減っているようだ。
イオンとかアピタなど、メガマーケットでも同じように売り上げが伸びていない。」
猛暑で消費者が家にいる機会が増えたはずなのに、
“通販”の売り上げが減っているのはつじつまが合わないようだが、
もう一つの要素として、
テレビではこんなことを言っていた。
「猛暑で、冷たい清涼飲料水やビールの出荷がかなり増えている。猛暑特需だ。」
「猛暑と熱帯夜で、クーラーを掛けっぱなしにしていている家庭が多く、
来月に請求が来る電気代を負担に感じ、出費を抑える傾向が強い。」
「暑さ対策によって、一般家庭の負担が増え一般消費が低迷し始めている。」
ということだ。
もう一つ、エコカー減税と補助金も9月に終了するが、
大手カーディーラーさんのベテランセールスの言葉。
「納車の関係で、実質的には8月の新規契約はほぼストップしていて、
8月はほとんど新車が売れていない。
9月以降、どうなるか恐ろしくなるくらいだ。」とは、
今後、政局も安定しない状況が続く上に、
世界一の消費国、アメリカの景気がいよいよ悪くなって、
投機マネーがドルから「まだましな円」に流れ込み、
円高がすさまじい勢いで進んでいる。
先が見えない状況で、
それでもなお、お客様が何を望み、どんな方法での提供を望んでいるのか、
私達はさらに先を見、お客様心理をつかんだ上で、
自らがどうあるべきかを探して行きたい。