2010年06月23日(水曜日)
2533.孫からもらったヒエピタ貼って
社員さんが10人の頃から今に至たるまで
私の生活はまったく変わっていない。
あえて変わったと言えば、
年四回ゴルフGTIカップレースに出るようになったぐらいだ。
ボールを打つゴルフはやったことがないし、多分一生やらないだろう。(できない)
食べるものも以前とほとんど変わらないし、
相変わらず安居酒屋が大好きで、
相手は多い方が楽しいし誰でもいい。
胃腸が異常に丈夫なので、
つい飲みすぎ、食べ過ぎても二日酔いになったことはないが、
体重だけは着実に増えた。
相変わらずホステスさんのいる飲み屋さんは苦手で、
行かないことにしている。
ギャンブルは絶対に負ける自信があるのでやらない。
着るものも、体型が体型なので、
何を着てもかっこよくはないし、
遊びに行くこともほとんどないので
仕事着のスーツとパジャマがあればほぼ全生活が出来る。
自動車は大好きで、色々な車に乗ったが、
ディーゼルのワゴンに乗ってから、ディーゼル特有のぶっといトルクが気に入って、
他に乗りたい車が思い浮かばず、もうしばらく変えていないし、変えるつもりもない。
家も、80歳を過ぎたおふくろさんが
いまだ誰の世話にもならず頑張って生活していて、
今の生活を変えるのはかわいそうなので、
多分10年以上の単位で家を変えるつもりはまったくない。
電化製品も何も欲しいと思うものはない。
カメラもやっぱりリコーGX200が私の使い方にはベストのようだ。
と言いながら、
昨日、東京へ向かう新幹線の中に忘れてきてしまった。
この間出てきたと思ったらまた忘れてきてしまった。
しかし鈴置君の手配で遺失物として東京駅に保管してもらったので、
誰かが取りに行ってくれることになっている。
また戻ってくるのだ。
というわけで、
みんなと酒を飲む飲み代に不自由していないのだけは幸せだが、
果敢な闘争心が自分から欠如してしまったような気がするのはイカンな、と思う。
しかし私をこれまで突き動かしてきたものは
新しい洗車文化を作りたいという強い想いと、
その時々においては「絶対負けないぞ」の闘争心であった。
昨日、私の尊敬する大先輩から、
「店舗の数を増やすことが目的になってはいけない。
チェーン展開して店舗数を増やすこと自体が目的になって成功したチェーンはない。
君がやっているビジネスは、色々な意味でまったく新しい分野でありスタイルだ。
能力を持った人を育てることに特異性を持っている。
もう後から追ってくるものはいないから、
じっくりと一つ一つの店を熟成してキチンと採算を取りながら増やしていけばいい。
その方が確実であり、たくさんの社員を守ることにもなる。
そして、それが一番速く成長する方法でもある。
君の言う「日本に新しい文化を」は君一代では完成しない。
それを前提に、君の考える事を100%理解できる人を5人、しっかりと育てなさい。」
私はこの人の言葉で会社の大きな方針を決めた事が何度かある。
だから今回も非常に重みを持って聞いた。
勇気が湧いた。
どうすればいいのかはっきりとイメージが湧いたのだ。
大きな目標を持って、突き進み、
それでも自分の能力と頑張りが及ばず、
自分に与えられた時間の中ではとても実現しそうにないと思った時、
そして自分自身の生活はこれで十分だと思った時が、
闘争心が湧いてこなくなる時でもあった。
しかし、自分の代だけでは出来ない事は、出来ない事と素直に認め、
その上で現実的に出来ること、すなわち、すべきことを設定して、
それを自分だけでは出来ないのだから、
次の人を自らが育てることを、もう一つの“すべきこと”と設定すれば良いだけなのだ。
やるべきことを自分の代だけの中に見る必要がないことに気がついたのだ。
私は、私生活においての向上心はない。
この生活がいい。
私はこの生活がいい。
孫からもらったヒエピタを貼ってPCを打つ。