2010年06月15日(火曜日)
2527.ちょっとすねたように一人でサッカーを見る
日本サッカーチームの対カメルーン戦勝利に日本国中が沸いた。
私も日本が一点を入れた時は
「やった、やった、」と手を叩いて喜んだし、
ゲーム最後の15分間ぐらいは本当にハラハラして
試合終了のホィッスルが鳴った時は、また手を叩き、声を出して喜んだ。
人間は勝ち負けが好きだ。
勝つと嬉しいし、負けると悔しい。
仲間意識を持つのも大好きだ。
人間が持っている本性なのだろう。
サッカーの応援も大勢が集まってやると10倍テンションが上がるようだ。
去年か一昨年か、
野球のワールドカップのような大会があったが、(なんて言ったっけ)
決勝戦の真っ最中にたまたま入った小さな喫茶店で、
野球を応援している人が集まって盛り上がっていたところに出くわした。
席はすでにぎっしりであったが、
決勝戦をTVで見たいという私たちを、
その店の中にいる人みんなが一瞬で受け入れて席を作ってくれた。
何の縁もない人が日本という共通項で、
野球というゲームに勝つという目的で、
瞬時に仲間になってしまったのは不思議であったが、
私たちも何の違和感もなく溶け込めた。
誰の血にも共通の敵を持った時の団結意識はあるのだろう。
特にイチロー選手が決勝タイムリーを放った時には、
そこにいた他人たちはまるで家族のような一体感を持って「やったー」と抱き合った。
(さすがに私はそこまでは出来なかったが)
今回のサッカー、ワールドカップの第一戦は、
深夜の時間でもあったので一人でテレビの中継を見た。
大勢で見たら、きっと爆発的に盛り上がっただろうなと思うが、
残念ながら一人であった。
正直言って、まさか勝つとは思っていなかったから。
6月19日のオランダ戦は、どこで、何をしながら見ようか。
ひょっとしたら勝つかもしれないから。
しかし、
私にはジンクスがあって、
サッカーでも何でもスポーツを見る時に、
本当に勝って欲しいと願うと不思議と勝てない。
どうせ勝てないだろうなと思うと不思議と勝つのだ。
だから、ちょっとすねた感じで
「どうせ、勝てんじゃんね」なんてつぶやきながら見ようと思っている。