谷 好通コラム

2010年06月10日(木曜日)

2523.一番楽しい開発の仕事

久しぶりに開発の仕事を一日やった。
仕事はみんな大好きだが、
私が一番好きな仕事は、本当は「開発」である。

 

ケミカルの開発も、機械の開発もやっていて本当に楽しい。
毎日ずっと開発の仕事をやっている人にとっては、
仕事は仕事であって、
楽しいものではないかもしれないが、
実際に営業現場に立って、
たくさんの話を聞いたり考えたりしていると、
「あの仕事を機械でやれるようになったら、便利で、楽しくなるだろうな。」
などと、
ふとアイデアを思いついたりして、
それが、直接の開発テーマになったりする。
だから、それを解決し実現することになる「開発」が楽しくて仕方がないのだろう。

 

開発はまず、お客様のため、働くスタッフのため、
それが結果的にビジネスのためになる。
この順番を間違えると、ビジネスのためにもならない。

 

機械やケミカルを「売るために」を動機にして開発すると、
それは、機械を売るための機械になり、
ケミカルを売るためのケミカルになって、
お客様と働く人たちのためになるとは限らないので、
ほとんどの場合、売れず、ビジネスとして失敗する。

 

お客様も、働く人たちも、
その機械やケミカルを、
自分たちのために買うのだから、
それが自分のために作られた機械やケミカルではなく、
自分たちに売るために作られた機械やケミカルならば、
必ずしも自分たちのためにはならないので、当然、買わない。

 

「開発」が楽しいのは、
開発された機械やケミカルによって、
お客様や働く人たちが喜んでくれるだろうことを考えてやるから楽しいのだ。

 

やっていて楽しい開発で生まれた商品は、高い確率で成功する。
そういうものだと思う。
それが開発の醍醐味であるはずなのだ。

 

 

明日は和歌山。
鈴置君と酒部君と私、珍しいトリオで長距離ドライブの出張である。(勿論、日帰り)
珍しいトリオで出張。
略して「珍トリ出張」。
(なんちゃって、意味はまったくない)

 

 

またもやグァムでの一枚(山戸さんからの写真)
昨日のココナツヤシとかぶって
ビンゴゲームの人気景品「営業会議特別欠席権利券」を製作した企画課のMr.林田。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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