谷 好通コラム

2010年06月05日(土曜日)

2519.本日(昨日)から社員旅行・第一班

(ホテルでのインターネット接続の方法が解らなくて、
飛行機の中で書いたものを翌日の6月5日にアップします。)

 

 

今日(昨日)の夜、中部国際空港からグァムに向かって
社員旅行の第一班が出発した。

 

旅行は全部で4班に分けて行われる。
ここ数年でKeePer LABO快洗隊の店舗が増えて、
この会社も急に大所帯になった。
今回は金曜日の深夜グァムに到着して、月曜日の午前中に日本に帰る日程なので、
主に本社の事務スタッフと営業スタッフが中心。

 

私はこの班と、もう一回、出来れば、
KeePer LABOのメンバーが主体の第3班に参加しようと思っている。
6日プラスアルファの日数を
会社を空けるのは無理かなと思って
一応、スケジュールソフトに仮の予定だけを入れておいたが、
この期間に、誰も、予定を入れてこないので、たぶん行くことになるだろう。
やはりKeePer LABOの連中とも遊びたい。

 

社員旅行と言えば、
23年前、アイ・タック技研㈱の前身である㈱タニがガソリンスタンドを開け、
その後3年後に、2軒目の店を作って社員が数人になった頃、
初めての社員旅行を行った。
旅行といっても、
その頃は年中無休で営業していたので、
夜、営業が終わってから、自動車で知多半島の先っぽまで行き、(約45分)
「まるは食堂」という魚やカニを食べさせる宿付きの食堂で、
飲んで食べてそのままその宿に泊まり、
次の日の朝早く帰って、店を開けるという旅行というより、
「飲みに行って、そのまま泊まっただけ」のものであった。
それではさすがに若い子はつまらなかったのか、
夜、宿を抜け出してどこかへ遊びに行ったのを、
布団の中で気が付かぬ振りをしてジッとしていたのが、
とても惨めであったことを憶えている。

 

 

今の時代、社員旅行なんて別に必要ではないのかもしれない。
みんなで一緒にどこかへ行って、飲んで騒いで遊んだって、
それでみんなが本当に楽しめるかと言えば、そうばかりでもないだろう。
仕方なく来るだけの人もいるに違いない。

 

私がサラリーマン時代、
社員旅行には連れて行ってもらう立場であったが、
特に二十歳台の若い頃、
社員旅行は、私にとって半分苦痛であった。

 

あのころの社員旅行は、夜、一堂で宴会をやることがメインであり、
酒を飲んで泥酔し、
バカ騒ぎの末に愚かなことをする者がスターであった。
また、それをうまく取り仕切って、
懐の深さを見せるのが良き上司であり、上司の器の大きさの見せ所であった。
私は、毎年繰り返されるあの構図が、嫌いで、
社員旅行を好きになれなかった。

 

それが今では自分達が主催する側になった社員旅行では、
そんな風になっていないつもりだが、
参加している若い子達にとってどうなのかは分からない。
少なくとも、泥酔してバカなことをする者はいない。
しかし、今と昔では若い子達の感性も価値観もかなり変わってきているような気がする。

 

とりあえず、飛行機の中でニコニコしながら大声で話をし、
大笑いしたりしている姿は楽しそうに見えるので、
心配をするようなことはないかもしれない。

 

そんなしょうもない心配なんかせずに、
自分も楽しめば、それでいいのかもしれない。
そういえば、こいつらはそんなシャイなやつらではなかった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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