2010年05月03日(月曜日)
2491.平日に、三日間ぐらい学校を休めばいいのに
今年のゴールデンウィークの連休も半ばを過ぎて、
Uターンラッシュの渋滞がテレビニュースでよく報道されている。
30kmとか50kmとか、
聞いただけでぞっとするような大渋滞だ。
本当に大変だろうなぁと思うが、
そんな大変な目をしてでも行楽はしなければならないものなのだろうか。
どこに行っても人ばかりの行楽が楽しいとは私にはどうしても理解できない。
理解できない私の方がおかしいのだろうか。
行楽に行く人が集中するのは
学校が休みの日でないと子供を行楽に連れて行けないからだとしたら、
親が平日に仕事の休みを取って、
子供も平日に学校を休ませれば済むのではないかな。
働く人は土日が休みの人が多いが、
土日をきっちり休むから、平日に休みが取れないだけで、
平日に休みが取れないということはないだろう。
だったら、子供も平日に学校を休ませればいいのだ。
両親も子も三日ぐらいまとめて平日に休みを取ればいいのだ。
サービス業を営んでいる職業では、
土日や祝日などは稼ぎ時であり、
その忙しい時に親が子供の休みに合わせて仕事を休むことは考えられない。
だから夏休みとか冬休みに子供を遊びに連れて行くのかもしれないが、
夏休みとは暑すぎるから学校が休みになるのであり、
そんな勉強も出来ないほど暑い時に無理して遊ばなくても、
いい季節はいっぱいある。
冬休みは年末年始にかかり、春休みは年度末にかかって、
親の仕事を休みにくいだろう。
とすると、6月、7月の初めとか、
9月、10月、11月の土日以外の“平日”に、
子供の学校を休ませて
お父さんが仕事を休める日に、
家族一緒に遊ぶのが最高にいいと思う。
学校なんて、三日ぐらい休んでも別にどおってことない。
お勉強が遅れるといっても、
三日ぐらい学校を休んで遅れるようでは、元々大したことないわけで、
風邪を引いたと思えばいい。
風邪を引いて学校を三日休んだのがきっかけで、
その子の将来にかかわるような勉強の遅れになった、なんて話は聞いたことがない。
だいいち、学校のお勉強で仕事が出来るわけでなく、
大人になった時、世の中に役に立つ価値観と、
お勉強とは関係なく、その人が独自に持っている能力と、
何より、仕事に意欲を持てる人間性を備えているかの方が、仕事にはうんと大切だ。
子供に学校を絶対に休まないことなんかより、
いい季節に、人ごみを離れて、渋滞もなく、
自然を満喫できるようなコミュニケーションを、家族でゆっくり持つ方が、
子供のためにも、親のためにも、家族全体のためにもどれだけ意味があるだろう。
数十キロものけたたましい渋滞の中で、
家族みんながイライラしながら、人ごみの真っ只中に行楽に行くよりも、
絶対に、面白いし、楽しいと思う。
学校を平日に三日ほど休ませればいい。
他の子たちが渋滞の中でイライラしながらストレスの行楽しているうちに、
家でしっかりと勉強した方がよっぽど差がつくかもしれない。
みんながお休みの時は、仕事をしよう。
家で勉強をしよう。
そして、みんなが仕事して、学校で勉強している間に、
しっかりと、ゆっくりと行楽をしよう。
家族みんなで遊ぼう。
私は、東京に向かう新幹線の中。
東京本部で開発部の会議を行うことになっている。
行楽や帰省の人達に混じって、
私一人だけ背広とネクタイ姿なので、
負け惜しみで言っているのかもしれないが、結構本気でそう思っている。
名古屋駅に行く前に、大須店に寄った。
大須店は毎年ゴールデンウィークはあまりお客様が来ないのだが、
今年はなかなか忙しそうで、ここでも何かが変わりつつあるように感じる。
とうとう見えた。
富士山が見えた。
何ヶ月か見ることができなかった富士山がとうとう見えたのだ。
新幹線からいつもの一番近いところでは手前の雲にさえぎられて見えなかったが、
小田原を通過する地点から遠景で富士山を見ることが出来た。
これで、幸運をしっかり仕入れることが出来たはずだ。ラッキー。