福岡でもそうだったが、
今日の東京セミナー&研修会も
全部で150名を越す人たちにお集まりいただいた。
たくさんの人の前で話をするのは本当に難しい。

何人の人を前にしても、
話す内容も何も変わらないはずなのだが、
少ない人数だと
聞いている人がどのように感じながら聞いておられるのかが
ある程度伝わってくるので
聴いている人の気持ちになって何をどう話していくのか決められる。
しかし、相手がすごく多いと、
それがまったく見えなくなって、
まるで原野の真ん中で話をしているような錯覚に陥ることがある。
負けそうになって、
つい、大きな声になって、
空回りしている自分に気が付くことがある。

先日、名古屋で講演を聴いた「経済学者・伊藤元春氏」の話は、
実に理路整然とした。
後日、講演を録音したCDを聴いて、
一層おっしゃっていることが理解でき、その内容がより濃く深いことに驚いた。
私は何百回話をしてきても、とてもあんな風には話せないなと少し落ち込んだものだ。

何らかのことを伝えて、
相手に何かの動機を持っていただきたいと思って一生懸命話をするのは、
単に事務的なことを伝えるのとはまるで意味が違う。
何が違うのか文字にしようとすると難しいが、
相手に本当にそうなってもらいたい。
そうなってもらうことが相手の幸せになるはずだと、
本気で思っているかどうか。
用意されたことを伝えることとはまったく違う。
いずれにしても、たくさんの人に話をすることはエネルギーを使うことだが、
使うエネルギーの種類もおのずと違うのだろう。

私はうまく話が出来ない代わりに、
気合で勝負とでも言うのか、つい大きな声で、力んで話してしまう。
くたびれるわけだ。

明日の大阪会場ではもっと多くの人に来ていただけると聞いている。
がんばらなきゃと思う。

今日の東京で。

今年は野菜の値段が異常に高いのだそうだ。

2、3月のお天気が悪く、日照時間が記録的に短かったからだそうだ。
そういえば3月は雨ばかりだった。
クリスタルキーパーが無かったらとても悲惨なことになっていたはずだ。

名古屋駅には一ヶ月に何度来るのだろうか。
そして何度帰ってくるのだろうか。