谷 好通コラム

2010年04月07日(水曜日)

2469.よく生きたいから、腹が減る

今日は四国、「伊予三島」でキーパープロショップ研修会。
この研修会も第8回目になった。
前回は実技の技術研修が伴ったので一度の開催を50名に制限し、
全部で34開催もやったが、
今回は、実技がないので全部で15開催であり
一度に150名以上集まっていただく会もある。

 

今回の開催には一つの不安があった。
二ヶ月ほど前から、
腰の下というか、尻の上というか、微妙な場所に腫れ物が出来ていて、
一ヶ月前に近所の外科医院で切開してもらった。
ところがその傷がいつまでも治らず、
逆にしこりが大きくなってきた。
医院の先生に相談したら
「この腫瘍は、大きな病院で見てもらったほうがいいですね。早めに。」と言う。
「腫瘍?」こう言われれば、本気で不安なる。
それで昨日の午前、先生に紹介してもらった大きな国立病院に行った。
ドキドキである。

 

紹介してもらった国立病院の先生に色々聞かれてから、
それから三つの科に回されて、
結果的には「良性」であった。「良・性!」である。

 

それでも一応、摘出したほうがいいとのことで、
いつか手術を受けることになった。
ただ私のようなデブは、
血液がコレステロールでドロドロ(先生の言葉)しているので、
一ヶ月間、徹底的に食事を節制し、
血液をサラサラ(先生の言葉)にしてから、
摘出手術を受けることになった。
つまり、本気でダイエットしろということなのだろう。
これが「悪い物」だったら(先生の言葉。つまり「悪性」だったら)
すぐに手術せねばならないのだろうが、
ダイエットが先だということは本当に「良性」なのだろうと、逆にホッとした。

 

今日のニュースで見たが、
巨人軍の木村拓也(37)コーチが、くも膜下出血で亡くなった。
37歳とはあまりにも若すぎるが、
それでも、人間はいつ、どんな原因で、
自分の命が絶たれるかもしれない覚悟を持っていなければならない。
そんなことを思った。

 

人間、自分の人生の中で、やりたいことをすべてやり終えて、
何も思い残すことなく死んで行ける人は極めて稀であろう。
私は58歳だが、これが70歳になっても、80歳になっても、
すべてやりつくしたとは私は思わないだろう。
いつまでも、ああしたい、こうしたいと、いつまでも思い続けて生きているだろう。
だとするならば、
人間、どこかのゴール地点に達することを前提に生きていてはいけないのだと思う。
ゴール地点に行きつけなければ人生に悔いを残すような生き方では、
ほとんどの場合、無念のうちに死ぬことになる。

 

また、ゴール地点そのものがずっと同じ所にあるとは限らない。
生きていく中で、たくさんのことを経験して、
そのたびに学習して、目標とすべき地点が変化することは当然であろう。
ならば問題は、
ゴール地点に行き着くことを生きる目的にしてはいけないことになる。
行き着くことはほとんどの場合あり得ないのだから。

 

とすれば、
「どのように生きていくか」を目標にすべきなのかもしれない。
一言で言えば「生きざま」が人生の目標となるのか。
これならば、出来るかもしれない。
自分の人生がどんな「生きざま」であったのか。
あるいは、自分のあるべき生きざまを、どのように決めて、
それをどう実行するのか。

 

そして、どの時点で運命としての死の時がやってきても、
その時、「よく生きた」と思えれば、
自分は自分の人生に満足できるかもしれない。

「良性」か「悪性」の判定を待つ間、そんなことを考え続け、
今日は、妙に元気がいい。
しかし、
今日から早速始めた本気のダイエットは、真剣に腹が減る。
腹が減るのは本当にツライ。
しかし、死にたくなるほどツライわけではない。
死にたくないから、もっとよく生きたいから、
だから腹が減っているのだから。

 

 

 

伊予三島の会場の二階から見た桜が惚れ惚れするほどきれいだった。

 

 

今回の会場はまるで結婚式場のように立派であった。
10年前からずっと使っているこのホテル、
たまたまこの部屋になっただけであったそうだ。

 

 

四国、高松西に「キーパーラボ快洗隊・高松西店」がある。
先日お邪魔した時に、
飲み会の帰りに足の骨を折った店長の二宮さん。
右足にはまだ包帯が痛々しい。
(2450.新発見、高松の「骨付鳥」)を参照あれ。

 

 

やっとギプスが取れて添え木だけになったそうだ。
足を折った翌日から店に出ていたらしいが、さぞかし痛かっただろう。

 

 

今年の高松西店は半端ではない。
三百万オーバーが当たり前になって、
特に今月は、6日現在トップ争いに絡んで、
特にダイヤ・クリスタルキーパーなども6日間ですでに20台近く施工しているのだ。
天雲社長がおっしゃっていた「四国一」どころか「全国一」をも手の届くところにある。
すごいという言葉しか浮かんでこない。

 

 

トップと言えば、同じ四国の西条市にあるキーパーラボ車楽西条店は、
二月、三月と快洗隊全体のトップを取った。
四月もトップ争いにしっかり絡んできている。
四国はとてもとてもレベルが高いのである。

 

 

四国大橋を夜7時過ぎに渡っている時、
西の空に金星、宵の明星が見えた。
カメラのISOを1600に上げて撮ったが、やっぱり写るわけがなかった。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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