谷 好通コラム

2010年03月13日(土曜日)

2448.全100ページ以上の新KeePer販促ツール

ここ一週間、企画製作課のデザイナー三人が泊り込み状態にある。
連日深夜までがんばって、
そのまま本社二階の研修者用の宿泊設備に倒れこむように寝る。
私は、デザイナーの仕事とは、
締め切りが近づくと“寝袋に”入ってゴロンと寝ているのが常と聞いていたが、
そういえばわが社には二階に宿泊設備があった。
おかげで、朝会社に出てきたら芋虫のような寝袋姿に
みんなが驚くという経験はせずに済んでいる。

 

デザイナーは三人。
リーダー格の立花君。鉄人29号である。

 

 

いつもとってもかわいいのに
疲れている様子が痛々しい伊藤さんと、
ベビーフェイスがひげ面になってしまった林田君。
睡眠時間がいかにも少なそう。

 

 

実は4月1日スタートで、キーパーロゴの変更が始まる。
キーパーコーティングが発売されてから十数年前、キーパーは「KeePre」であった。
Keep uP care」というポリシーを表した名前で、
キーパーコーティングは「塗装面改善の方向性」という独特の考え方で作られている。
車の塗装を守り(Keep)
むしろ改善されていく方向性(uP)を持った
お手入れ(care)
これは一つの理論として特許にもなっていた。
17年前に私が出した特許が登録され、この特許も1年半前に有効期限が終わった。

 

だからというわけではないが、
より「読みやすく」するために、
今回「KeePre」から「KeePer」へ変更することにした。

 

四月からまた開始されるテレビコマーシャルなどの販促活動で、
「KeePre」は、キーパーと読まれることが難しかった。
ローマ字読みすれば「キープレ」と読まれることが当たり前で、
せっかく大きな金を投じても、なかなか読んでもらえないスペルのままでは勿体無い。
そんなことが動機になって、素直に「KeePer」とすることにしたのだ。

 

KeePreをKeePerにすることで、もっと大きな意味も持たせている。
そのことについては大変長い話になるので、
4月になったら、きちんと皆さんにご紹介するが、とりあえず、
長年「KeePre」であったキーパーが、「KeePer」になることをまずご報告したい。

 

 

ロゴの変更に伴って、あらゆるキーパーをKeePerにしていかねばならないが、
4月1日を境にいっぺんに変えることはとても出来ない。
膨大な手間とコストがかかるので、
半年がかりで順番に少しずつ変える事にした。

 

しかし、これから新しく出していくチラシや看板類は、
今までのKeePreでなくKeePerで作っていかなくてはならないので、
その元になるものとしてKeePerによる販売促進ツールのカタログを作っているのだ。
それも、今までのデザインのものをすべて一新して、
一から作り直した。

 

時代の流れの中でカーコーティングの需要もその位置を変えてきているし、
方向も大きく変わってきている。
全国の施工店さん、キーパープロショップさんや
快洗隊で施工されているコーティングも、
ボディガラスコーティングの方向へ大きく変わりつつある。
車を使っているユーザーさんの車に対する意識も大きく変わった。
車をステータス、趣味、などと考えている人が全体の20%以下に減って、
自分の生活の一部として考えている人が全体の55%にも上っている。
生活の一部。みんな清潔で知的な文化的生活を望み、
車もその一部として知的で清潔、家族みんなのためにある存在になってきた。

 

そういう大きな時代の変化を捉えるために、
ロゴをKeePreからKeePerと変化させ、
販促ツールにもその意味を十分に反映させることが必要であった。

 

だから、あらゆる販促ツールを全部、一から作り直すことにしたのだ。
入校の締め切りである3月16日を控えて、
デザイナー諸君の徹夜状態が続いている。
明日、私と快洗隊の責任者畠中常務、営業の責任者鈴置本部長の三人が、
全部で500アイテム以上にのぼるすべての販促ツールを
丸一日がかりで最終チェックすることになっているのだ。

 

すべてのツールに、
言葉の表現方法に間違いがないか、
私たちが皆さんに提案してきた考え方を表現しているか。
上質を目指すキーパーコーティングに対して、それを損ねる表現はないか。
むしろ全国の皆さんの品質意識を高める方向を持っていることを
きちんと表現しているかどうか。
これまでにたくさんの話し合いをし、
すべてのコミュニケーションに参加してくれていた企画課の諸君が作ったものに、
より大きな力を注入する方向で、修正を加えていく目的を持った最終チェックだ。

 

100数ページ、500以上のアイテムで構成された、
KeePerの販促ツールの総合カタログが完成間近である。

 

かなりの実力を持った三人とデザイナーと
アイ・タック技研のノウハウが詰まったまったく新しいツール集に乞うご期待。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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