今日は平成22年2月22日で、2が五つ並んだ珍しい日。
11年前、11年1月11日と11年11月1日が五つ同じ数字が並び、
さらに11年11月11日と六つ同じ数字が並んだ。
今後は平成33年3月3日と、
平成44年4月4日と、平成55年5月5日と四つ同じ数字が並ぶのが最高で、
今日のように五つ同じ数字が並ぶ日は、年号が変わらない限りあり得ないだろう。

私のこのブログも、
まだブログという概念がない約9年前に書き始めて、
1111話と2222話の2回、四つ同じ数字が並んだ。
この先、約9百話後に3333話が来るはずだが、
今のように一週間に5話書き続けるペースだと3年以上はかかるだろう。
果たして3年先までこのブログを書き続けていられるかどうか。

私が何年か前にレースで乗っていたレースカーは、
トヨタレビンAE111通称「ぴんぞろ」であった。

今この会社の中心となっている役員の一人畠中常務がレースで乗っていた車で、
彼の車を私が買ってレースに出るようになったのが、
レースのきっかけであり、彼との出会いのきっかけであった。
彼が入社してからもう8年経つそうだ。
あのころはまだまだ少人数の会社であったが、
今は10倍くらいに膨れ上がっている。

あのころの私はみんなの先頭を切って全国を周り続けていた。
出張で出ることは今でも大して変わらないが、
出張先はほとんど東京に偏っている。
そういう意味では、
日本国中を奔放に走り回っていたあのころの方が楽しかったような気がする。
このブログも社長コラム「はじめの一歩」なんて題で書いていたころの方が、
自由奔放であったような気がする。
今はすごく言葉を選んで書くようになっているのは事実だ。

仕事は今の方が遥かに充実しているし、
たくさんの仲間と一緒に仕事ができてやり甲斐もいっぱいあるが、
八方破れな行動はほとんどなくなって、
自分で組み立てたスケジュールで緻密に動いていると、ふと、ため息をつきたくなる。

ほんとうに仕事が大好きなので遊びたいとはまったく思わない。
でも、昔は仕事自体が遊びであって冒険であり、いちいちワクワクしたが、
今はきっちり仕事を進め実現していかなければならず、
少なくともワクワクするような冒険ではなくなった。

もう仕事が冒険であることは許されないのだ。
冒険には必ずリスクが伴い、
背負っているものが大きくなって行くに従って、
経営はリスクをいかに少なくしていくかを考えるようになった。
わざわざリスクを背負うような冒険を避けて通るようになっている。
一つの意味では「つまらないな」と思い、
もっと自由奔放さを取り戻さなくてはイカンなと思う。

平成の時代の最後の同じ数字が五つ並ぶ今日、22年2月22日。