2010年02月11日(木曜日)
2422.うんと高くてうまい店を知らない
実は、昨日までの三日間、税務調査が入っていた。
5年ぶりか、6年ぶりの調査であり、事前に予約されての定期的な調査だが、
やはり少しはドキドキするものだ。
ちょうど快洗隊の全店長会議とか様々な予定を平行してこなしながらであったので、
バタバタするかと思っていたが、
調査での私の出番はほとんどなく、それほどでもなかった。
アイ・タック技研の場合、
やり過ぎな程、情報公開もしており、
徹底して公私混同を排除しているので、
調査されて困る部分はゼロでと言ってもいい。
たとえば接待交際費は原則的にゼロとしている。
あったとしても葬儀のお香典や結婚式のご祝儀などの慶弔費がほとんどで、
私自身、誰と食事をしても領収書はほとんどもらったことがない。
あったとしても外国から訪問客などがあった場合などに限られている。
だから、せいぜい年間で百数十万円であり、
税務上で経費と認められている年間400万円の上限に届いたことは一度もない。
社員と食事をした場合でも
全社員が集まる新年会などを除き、
個人的な社員との食事では、
社員が十名を越すような食事会でも私は領収書はもらわない。
だから、社員全員も同じように領収書をもらわない。
だから、人数が多い時などは、
本社なら目の前にある台湾料理屋の「火鍋」とほぼ決まっており、
たとえば昨日などは名古屋営業所の連中7名が全員集まって賀来部長が飛び入り、
私も入れて9名で「もう食えない、飲めない」までやって2万2千円と、
恥ずかしながら超リーズナブルな食事会となる。
これはどこに行ってもほとんど同じだ。
しかし、これで情けないとか、惨めたっらしいとは一度も思ったことはない。
マトン(羊)の肉の火鍋は、本当においしいのだ。
心底「うっまいなー」と思う。
東京では浅草のB級グルメのチャンピオンと自称する「モンブラン」。
広島では絶対に「お好み焼き」。
福岡では「旭軒の餃子」。
札幌ではスタッフ全員が素敵なおばさんの「かっぽうぎ」。
どこも一人二千円までは絶対にかからないが、本当にうまいところばかり。
そんな店が他にも全国にいっぱいある。
こんなことを書いていたら、食べに行きたくなってきた・・・・
話がそれてしまったが・・
今回の税務調査は、
建物の建設に関わる契約書の収入印紙が張り忘れてあって、
印紙代15,000円と罰金?750円を納めることでとりあえず終わった。
確定ではないが、多分ほぼこれで終わった様子である。
調査三日目の最後に、今回の調査の責任者の方から、
「素晴らしくキチンとしています。
経理も分かりやすく、内部牽制もうまく働いている様子で、大変いいですね。」と、
お褒めの言葉をいただいた。
税務署からほめられて自慢するようなことではないかもしれないが、
結果的にそうなった。
会社を本気で成長させようと思ったら、
目先の損得で、なにかを隠したり、
会社の外部と内部の両方に、本当のことを言わず嘘を言ったりしてはいけないと思う。
本当のことは、本当のこととして、たくさんの人に知ってもらっていた方が、
結果として本当の仕事が出来て、お客様も喜ぶし、
社員もプライドを持って仕事をすることが出来る。
それが結果的に、会社にきちんとした利益を生むことになって、
会社も成長できるし、社員も、関係者も、もちろんお客様も幸せになれるはずだ。
今回は、その結果が、
15,000円になったのかもしれない。
今日は役員会。
全部終わってから、
「税務調査も終わったし、えらいホメられちゃったから、
今日はうんと“値段が高くてうまいもの”を食ってみようか。」なんて会社を出たが、
残念ながら「値段が高くてうまい店」を知らないので
結局、チェーン店の「お好み焼き」に入ってしまった。
しかし、これは失敗であった。
広島のお好み焼きを知っている私たちにとって
愛知のチェーン店のお好み焼きは
「値段はムチャクチャ安いが、うまくない店」でしかなかった。
それでも、酒を飲んで、騒いで、何か食っていれば機嫌がいい私たちには、
楽しい酒であったことには違いない。
※彼が収入印紙を貼り忘れた張本人。
初めて自分で焼くお好み焼に、
メニューに書いてある「焼き方マニュアル」を首っ引きで読みながら焼く二人。
おいしいはずがない。
昨日は名古屋営業所の連中といつもの「火鍋」
藤川がこんなに面白いとは知らなかった。
全員が嫌いな「ニンジン」は最後までなべに入ることはなかった。
写真だけニンジンをかじっているようにしているが、
もちろん、誰もたべなかったのである。
ニンジンはほんとに嫌いだ。